世界からは「トイレに本気」という評価を受けている日本だが、中国から、さらにぶっ飛んだトイレが登場というニュースが入ってきた。
トイレに行くのではなく、トイレの方がやってくる、自律走行のスマートトイレ・ロボット「動くトイレ」が、「2026上海国際養老・補助器具・リハビリ医療博覧会(AID)」で公開され、注目を集めている。
この製品は、高齢者や身体の不自由な人、日常生活に介助が必要な人などを主な対象としているという。
トイレの方がやってくる、動くロボットトイレ
介護する側にとっても、される側にとっても大きな負担になるが、人間にとっては基本的な排泄という行為である。
夜中にトイレへ行こうとして転倒したり、トイレに座ったまま動けなくなったり。冬は寒く夏は暑い、日本の環境ではトイレにこもるだけで命取りになることもある。
高齢化が進む中国では、排泄介助の悩みを解決するかもしれない、自律走行型のスマートトイレロボットが登場した。
その名は「小伴(シャオバン)」。最大の特徴は人がトイレへ向かうのではなく、トイレのほうが自動でベッド脇までやって来ることだ。
小伴を開発したのは、中国企業・躍伴(ユエバン)社で、2026年6月に上海で開催された「2026上海国際養老・補助器具・リハビリ医療博覧会(AID)」で公開した。
価格は2万8999元、日本円でおよそ58万円。
中国では現在、60歳以上の人口が3億人を超え、介護を必要とする高齢者も増加の一途をたどっている。
特に夜間にトイレへ向かう途中には転倒事故も起きがちで、トイレの介助は高齢者本人だけでなく、家族や介護者にとっても深刻な問題となっているのだ。
躍伴社によると、同社は「排泄は要介護者や一部介助が必要な人、身体の不自由な人にとって最も基本的な生活上のニーズのひとつ」と考えているという。
そこで従来の「人がトイレを探す」方式から、「トイレが人のもとへ来る」方式への転換を目指したのだそうだ。
ボタンひとつでやって来て排せつ物の処理までやってくれる
使い方はシンプルだ。利用者がリモコンを操作するか音声で呼びかけると、「小伴」が充電ステーションから自律的に移動を開始。ベッド脇までやって来る。
小伴にはAI制御チップを搭載しており、5系統のレーザーセンサーのほか、LiDAR(レーザー測距センサー)、8個の落下防止センサーを採用。
さらに超音波センサーを組み合わせることで、室内環境を認識しながら障害物を避け、自動で移動する。ロボット掃除機に近い仕組みだと言えるだろう。
利用者は特別な操作を行う必要はなく、移動から停止まで全工程を自律的に行う。温水洗浄や温風乾燥、消臭機能といったウォシュレットの機能も装備されている。
UV殺菌機能などを備え、自動洗浄・除菌はもちろん、臭気遮断機能や転倒防止構造も採用されている。
また、排泄後の後始末も自動化されていて、トイレ内部に低騒音の粉砕機構を完備して詰まりを防止。
使用後は360度の渦巻き水流による自動洗浄を行うため、利用者や介護者が便器を洗う必要はない。
また、自動で泡を生成して臭いを封じ込める機能も搭載。活性炭フィルターによる脱臭機能も備えているという。
さらに高い密閉性を持つ汚水タンクと組み合わせることで、使用後は自動でふたを閉じ、水を流し、防臭バルブを閉鎖するのだ。
自宅にある既存のトイレの位置を認識する独自のデータベースを備えており、排水管を改修しなくても設置できる。
排泄物は本体内部の密閉タンクに一時的に貯められる。利用後、「小伴」は自動でドックへ戻り、排泄物を粉砕したうえで排水設備へ流す。
ドックに排水設備がない場合は、浴室やトイレまで自分で移動し、伸縮式アームを使って既存の便器へ排出する仕組みだ。
「介護の助けになる」と歓迎の声も
もっとも、「小伴」がすべての排泄介助を代替できるわけではない。
利用者がベッドから便座へ移動する際には、身体の状態によっては介助が必要になる場合もある。
それでも、介護の現場からは期待の声が上がっている。SNSでは肯定的な意見のほか、価格や使い勝手の面で、疑問視する意見も寄せられていた。
- がんと闘っていた父にも、こういうものがあればよかったと思う
- かなりニッチな製品に思えるかもしれないけど、トイレが使いにくい家に住んでいて、引っ越す余裕がないもいる。狭くて複雑な間取りの古い集合住宅や、トイレまでに階段があるような古い住宅では役立ちそうだ
- 自力で排泄はできても、家の構造や階段、距離の問題で浴室やトイレまで行くのが難しい人はいる。たとえば車いす利用者で、浴室が狭すぎて車いすを動かしたり手すりを設置したりできない場合、この製品を寝室で使えるかもしれない
- 父が一時的に寝たきりになったことがある。
トイレまでは行けなかったけれど、ポータブルトイレを使うために立ち上がることはできた。多くの車いす利用者は、自力で車いすへ移ることができるから、これはそれとそれほど変わらない気がするよ- 弟と私は昔、「下着屋」を開こうって冗談を言っていた。24時間営業で、外出先でズボンを汚してしまった人が、いつでも新しい下着を買える店だ。でも、この自動運転トイレ技術が登場したら、商売あがったりになりそうだ
- とんでもない発明だと思ったけど、高齢者や障害者向けだと考えたら実用的だよね。まるでSFの世界みたいだ
- 家庭用の粉砕機付きの機器って、たいてい定期的にフィルターを掃除しなきゃならないんだよな。食洗機のフィルターですら十分気持ち悪いのに、排泄物のフィルターを水で洗い流すなんてごめんだよ
- 結局、移乗には人手が必要なんでしょ?
- 価格がもう少し何とかなったらねえ…
- 高齢者や障害者向けに作られた製品なのに、なぜ世間の反応はいつも「社会はどんどん怠け者になる」なんだろうな。共感力を失ってしまった人が多すぎる気がする
- 冗談みたいな話だけど、介護施設や高齢者住宅の費用は急騰しているので、自宅で老後を過ごす方がはるかに経済的なんだ。ただし、メーカーはおそらくサブスクリプション料金を取るだろうけどね
超高齢化社会の日本でも、自動排泄処理装置や介護ロボットの研究・開発は、以前から進められてきた。
高齢者や体の不自由な人の排泄介助は、介護の中でも特に身体的、精神的負担が大きいとされる分野である。
ベッド脇まで自らやって来てくれるだけじゃなく、排せつ物の処理までやってくれるロボットトイレは、将来の介護のあり方を変える存在になるのかもしれない。
Amazon : 【防災士監修 & 強化型】 簡易トイレ 携帯トイレ ポータブルトイレ 非常用トイレ 防災グッズ 耐荷重180kg 持ち運び易い 組み立て簡単 多用途 一台5役 コンパクサイズ 汚物袋付きX12 防災トイレ 15年長期保管可能 地震/災害/アウトドア/台風/洪水/災害時/断水時/介護用 (ぐんりょく)
References: $13,000 Autonomous Robot Toilet Comes to the Side of Your Bed[https://www.odditycentral.com/technology/13000-autonomous-robot-toilet-comes-to-the-side-of-your-bed.html]











