人はスパイダーマンの衣装に身を包むと、困った人を放っておくことができなくなるようだ。
アメリカ、アーカンソー州の交通量の多い交差点で、車椅子に乗った男性が、赤信号に変わる直前の横断歩道を渡り切れずに苦労していた。
その時、信号待ちをしていた車から颯爽と降りてきたのがスパイダーマンだ。
スパイダーマンは男性の車椅子を押し、颯爽と横断歩道の向こう側まで届けると、自分の車に戻ってきた。
その一部始終は、アーカンソー州の交通監視カメラがしっかりと記録しており、地元警察が、その時の映像を公開した。
車から降り、車椅子を押すスパイダーマン
2026年7月21日のお昼頃、アーカンソー州ジョーンズボロ市の交差点で、赤信号で停車していた車の運転席側のドアが開いた。
降りてきたのはスパイダーマン。横断歩道を渡るのに苦労していた車椅子の男性のもとへ駆け寄ると、車椅子を押し、向こう側まで素早く手助けした。
車いすの男性を無事に届けると、颯爽と自分の赤い車に戻り、運転を開始した。
まるで本当のスパイダーマンのようだ。
スパイダーマンの正体
だが本物のスパイダーマンがいるのはフィクションの世界だけだ。
このスパイダーマンの正体は、クリストファー・ヘレンタールさんという一般の男性である。
ヘレンタールさんは、アミューズメント施設「アルティメット・エア・トランポリン・パーク」で働いている。
この日は施設で子供向けの「スーパーヒーロー・デー」というイベントを開催されていた。そのため、ヘレンタールさんはスパイダーマンのコスプレをしていたのだ。
ヘレンタールさんはお昼休みに、スパイダーマンの姿のまま少し街をドライブしようと思い立ち、出かけた先で今回の救助劇に遭遇したのである。
その様子は交通監視カメラに記録されており、地元のジョーンズボロ警察がその時の映像を公開した。
映像が公開されるとヘレンタールさんは一躍時の人となった。
地元テレビ局の取材に対し「スパイダーマンの恰好をしている自分がやるべきことだと思った」とヘレンタールさんは語った。
周囲の運転手たちも非常に親切で、クラクションを鳴らすような車は1台もいなかったという。
映像の中でヘレンタールさんの動きがとても速く見える。まさに大いなる力が宿っているかのようだ。
実はヘレンタールさん、当初は自分がインターネット上で大きな反響を呼んでいることにまったく気づいていなかった。
母親がFacebookでジョーンズボロ警察署が投稿した動画を見つけ、昼寝をしていたヘレンタールさんを起こして知らせたという。
ヘレンタールさんは、「見られているかどうかにかかわらず、時が来れば人が立ち上がり、正しい行動をとってくれることを願っている」と語った。
そういえばインドでも最近、スパイダーマンの恰好をした男性が、豪雨で冠水した道路で人々を救っている姿が話題となった。
スパイダーマンの恰好をすると、人を救う力が湧き出るのだろうか?なんだかそんな気もしてきたぞ。
スパイダーマンはあれなので、私もちょっとスパイダーウーマンのコスプレの衣装をハロウィンあたりに着てみようかと思ったり思わなかったり。
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