2026年7月18日、ロシア南西部の街スタヴロポリで、トイレの便器を使ったイベントが開催され、SNS上で大きな議論を呼んでいる。
人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の名をとって開催されたこの競技、なんと便器に入った飲み物を、ストローで飲み干すスピードを競うものだったのだ。
あまりにもショッキングな光景に、ネット上では「人間の尊厳はどこにいった」と激しい批判が沸き起こった。
参加者は気にしていなかったようだが、主催者や開催場所となった店舗は声明を発表し、今後はこのような「挑発的な」イベントは控えると語っている。
並んだ便器から飲み物を飲む競技
このイベントを企画したのは、ロシアの衛生設備ブランド「EvaGold[https://evagold.life/]」で、舞台となったのはスタヴロポリの建築・内装資材店チェーン、「Domix[https://stavropol.domix-club.ru/]」の店舗である。
最初に行われた競技では、参加者が便器の前にひざまずき、ストローを使ってノンアルコールの炭酸飲料を誰が最も早く飲み終えるかを競った。
何はともあれ、まずはその映像を見てみよう。
続いて第二ラウンドが行われ、7人の参加者が、ふたを閉じた便器に誰が最も長く座っていられるかを競った。
開始から10時間が経過しても脱落したのは2人だけで、残る5人はまだ競技を続けていたという。
衝撃的な光景に批判が殺到
一見すると便器から直接飲み物を飲んでいるように見えてしまうのだが、実際には新品の便器の中にカップが置かれ、動かないようナプキンで固定されていた。
参加者はそのカップから、ストローで飲む形式だったという。また、新品の飲料のボトルを参加者の目の前で開封し、中身をそのカップに注いでいたのだそうだ。
しかし映像を見ただけでは、そんな詳細はわからない。この映像がメディアやSNSなどで紹介されると、ネット上で一気に拡散し物議をかもすこととなった。
- 10万ルーブルのために、ましてやカメラの前で、あんな屈辱的な行為をする価値はまったくないよ
- なんて恥さらしだ! ネットでうちの街が笑いものにされてるよ
- 批判はしないよ。楽に稼げるんならいいんじゃない? ピカピカの新品の便器なんだし。
嫌悪感を露わにしてる人たちだって、初めて誰かとキスするとき、相手の唇が前はどこに触れていたかなんて考えないでしょ?- 退廃や野蛮は美的感覚の問題ではないし、食べ物を何に入れるかも単なる使い勝手の問題じゃないんだ。それは文化や育ち、教養を表すんだよ。自分が人間なのか、それともただの生物なのか、選ぶのは本人次第だ
- みんなそれなりの事情があるんだろう。家族に食べさせるためとか、愛する人の治療費を払うためなら、人はもっと大変なことだってするよ。問題は誰がこんな企画を考えたかってことだ
- ネットの人たちって、お金のためなら本当になんでもやるんだな。賞金目当てに何時間も便器に座ったり、便器から飲んだりするなんて、ここ最近バズったコンテストの中でも間違いなくトップクラスにぶっ飛んでる
- まあでも、飲むのに使った便器が新品だったなら、賞金や景品が十分よければ自分もたぶんやるかな
- 賞金争奪戦というより、人間の尊厳の叩き売りイベントだな
主催者側は「もうやりません」と反省の声
ネットでの批判が大きくなると、EvaGold側は衛生面には十分に配慮していたと説明し、参加者も企画を楽しんでいたと主張している。
今回の企画については、「ユーモアがあって、ショーの要素を持った珍しいコンテストを作ろうとしたもの」だったと説明した。
一方で、「これほど強い否定的な反応が起きるとは予想していなかった」とし、今後は同じような形での挑発的なコンテストの開催は控えるとしている。
また、会場となったDomix側も、7月20日に公式見解を発表。このようなイベント形式は不適切だったとし、世間の反応を理解していると説明した。
そのうえで、今後は取引相手が店舗でイベントを実施する際は、ルールをより厳格化していくとのこと。
さらに今回の騒ぎに関しては、ロシアの下院議員ヴィタリー・ミロノフ氏も苦言を呈している。
彼は与党「統一ロシア」に所属しており、家族や道徳をめぐる保守的な主張で知られる議員である。
ミロノフ氏は競技の映像を見て「言葉を失った」と話し、スタヴロポリ版の「イカゲーム」だと批判した。
さらにこうした企画が続けば、主催者や参加者を取り締まる「風紀警察」のような組織について、議論することになるかもしれないとも発言した。
優勝者は「すべて適切に行われていた」と擁護
では、当の参加者たちはどんな気持ちだったのだろう。優勝者の男性は、インタビューで次のように語っている。
これで誰かの感情を害するでしょうか? いや、そんなことはないと思います。人に害があるでしょうか? それもないと思います。
すべてきちんと適切に行われていて、雰囲気も音楽もいい感じでした。参加者も主催者も良い人たちで、とてもフレンドリーで温かみがありました。
衛生面もきちんと配慮されていて、便器の中にはカップが用意されていました。そこに不道徳なところはまったくありませんでした。
楽しくて面白いコンテストでしたよ。参加全員が笑っていたし、みんながポジティブで楽しそうでした。無理している人は1人もいませんでした
男性は賞金として、10万ルーブル(約21万円)をその場で受け取った。彼はすべてが「清潔だった」とし、ほかの参加者たちも笑いながら競技を楽しんでいたという。
また、彼はコンテストの前日に、家族にこの競技に参加することを伝えており、家族は笑いながら幸運を祈ってくれたという。
彼の婚約者も優勝を喜んでくれたそうで、賞金の10万ルーブルは結婚指輪やスーツなど、これから控えている結婚式の費用に充てる予定だと話している。
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References: Russian Company Hosts Bizarre “Game of Thrones” Toilet Drinking Competition[https://www.odditycentral.com/funny/russian-company-hosts-bizarre-game-of-thrones-toilet-drinking-competition.html] / Жители Ставрополя пили из унитазов ради шанса выиграть 100 тыс. рублей[https://www.ntv.ru/novosti/2994184/]











