寿司はもはや日本人の手から離れ、世界中で様々な亜種が発生している。具材のバリエーションも豊かになったが、食べ方も「その発想はなかったわ…」なんてアイデアが誕生している。
アメリカ・ニューヨークの寿司店が販売している「プッシュポップ」寿司は、紙を筒状にしたものに巻き寿司が入っていて、中央のスティックを押すと上から出てくるのだ。
しかもストロー状のスティックには醤油が入っているので、すきな量をかけながら食べることができる。
箸も皿も使わずに片手で食べられる手軽さと斬新さが受けて、現在行列ができるほど人気となっている。
筒から押し出して食べる、新感覚のプッシュポップ寿司
2025年末、ニューヨーク市マンハッタンを南北に貫くレキシントン街の61番地にある寿司店スカスシ(Suka Sushi)がオープンした。
この店の売りは、店のロゴが入った厚紙の筒に入った「プッシュポップ」寿司。
中には切りそろえた巻き寿司が10貫、縦に積み重なって入っている。
筒の側面には、細長いストロー状のスティックが取り付けられている。中身は醤油が入っている。
まず筒のふたと、醤油の入った棒のふたを外す。次に醤油を好みの量だけ筒の中へ注ぎ、醤油スティックのふたを閉め直す。
筒の底には小さな穴が開いていて、そこにスティックを差し込むと、寿司の下にある底の板を押し上げることができる。
押すたびに、寿司が筒の口からせり出してくる。
出てきた分をそのまま口に運べばいいので、箸も皿もいらない。
寿司の食べ歩きに最適な容器を考案
この形にたどり着いた理由を、店の経営者は地元メディアにこう語っている。寿司はうまいが、移動しながら食べるには向いていない。
容器、箸、袋入りの醤油。持ち歩くのも容易ではない。そこで3つをまとめて1本の筒に畳み込んだところ、醤油の入れ物がそのまま押し棒を兼ねる、無駄のない道具ができあがった。
容器の設計については特許を出願中だと店は説明している。出願の段階なので、中身は公開されていない。
SNSで拡散し、行列の絶えない人気店に
SNSで、筒から寿司をせり出させて食べる動画が投稿されると一気に拡散され、話題となった。
筒から寿司を押し出して食べている姿は斬新なものだ。
店は宅配や事前予約を受け付けず、店頭に並んだ人にだけ売る方針を取っていて、その日の分がなくなり次第、店を閉める。
そのため行列の絶えない店となっている。
メニューは7種類。
値段は1本15ドルから17ドル(約2,400円から2,700円)。
味そのものは一般的なアメリカ寿司と大差はないが、なにより何より食べていて楽しいという。
もしかしたら一周回って寿司の本家、日本にもこのタイプの寿司が登場するかもしれないし、そうでもないのかもしれない。
References: Secretnyc[https://secretnyc.co/viral-sushi-push-pops-suka-sushi/] / Must-Visit Sushi in New York, NY | Suka Sushi[https://sukasushi.com/] / Timeout[https://www.timeout.com/newyork/news/push-up-sushi-is-the-only-thing-on-the-menu-at-this-new-eatery-in-nomad-020326]











