アメリカ、テキサス州でパドルボードを楽しんでいた2人の漁師は、川の激流の中で水面から頭を出して溺れかけている動物を発見した。
犬だと思って急いで救助に向かったところ、アライグマであることが判明。
アライグマは大雨で家を流されてしまったようだ。
男性はすぐにアライグマをボートにのせると、最初は警戒していたものの、助けてくれる人だとわかったのか、男性の股の間に入り、しっぽりと身を寄せていた。
岸につくとアライグマは大喜びで急いで走り去っていったが、男性は感謝してくれているように感じたという。
川の激流で溺れかけている動物を発見
テキサス州オースティンでパドルボードを楽しんでいた漁師のタッカー氏とオーウェン氏は、川の強い流れの中でもがいている動物を目撃した。
川の水位が上がっており、水面からは動物の頭だけがわずかに出ている状態だった。タッカー氏は最初は犬だと思ったそうだ。
このままでは完全に溺れてしまうと思った彼らは、すぐに助けに向かった。
正体は増水で家を失ったアライグマ
動物に近づいていくと犬ではないことがわかった。もがき苦しんでいた動物の正体はアライグマだったのだ。
北アメリカ原産のアライグマは、現地では人間の生活圏で暮らしている個体も多く、ゴミ箱を漁ったり、民家の屋根裏に巣をつくったりしているところをよく目撃される。
このアライグマは、大雨による川の増水によって、川沿いにあった隠れ家を流されてしまい、激流に巻き込まれたとみられている。
パドルを差し出しすくい上げ、ボートに引き上げる
アライグマは自力でボートに乗れないほど、完全に疲労困憊していた。
タッカー氏は、手にしたパドルを差し出してアライグマをすくい上げ、パドルボードの上に乗せた。
ボードに上がった直後に手を差し出したところ、警戒して威嚇するような仕草を見せたが、すぐに落ち着いた。
それどころか、助けてくれる人だと理解したようで、タッカー氏の股の間に入り込み、足元に身を寄せながら、安心しきった様子でボートに乗っていた。
岸に送り届けると、大急ぎで去っていった
タッカー氏はボードの上にアライグマを乗せたまま慎重にパドルを漕ぎ、川のへと向かった。
ボートの先端が岸の陸地につくと、アライグマは振り返ることなく大急ぎで走り去っていった。
別れの挨拶こそなかったものの、タッカー氏は、ボートにいる間、彼にしっぽりくっついてきたアライグマの態度こそが、感謝の気持ちの表れだったと感じているそうだ。
きっとそのうち、どこかで「あの時助けてもらったアライグマです」と、会いに来てくれる時が来るのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。
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