バフォメットのようなヤギの頭を持つ四足歩行ロボット。暴走時の停止方法が恐怖すぎた
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 人間に代わって作業するため、様々なタイプのヒューマノイドや四足歩行ロボットなどが開発されてきたが、これは特に印象的だ。

 西洋の象徴的な偶像、バフォメットのようなヤギの頭と人間の上半身を持ち、4本足を持つロボットが、アメリカの企業で開発が進められているのだ。

 ロボットの名はスリーハーヴズという。その目的は、人間には危険な災害現場で、遠隔操作による救助活動の補助だ。

 なぜヤギの頭なのか?それにはちゃんとした理由がある。

 最も怖いのは暴走時における対処法だ。企業の公式サイトには、ナイフで刺すか、銃で撃って停止させろと明確に書かれているのだ。

チェーンソーを持ったヤギ頭の黒いロボットに注目が集まる 

 頭部はヤギで、後ろへ大きく反った角が二本伸び、四角い目が光っており、上半身は人間そっくりなため、悪魔教寺院(悪魔教会)が崇拝するバフォメットのようにも見える。

 一方で下半身は四本足で、関節は後ろ向きに折れ、先端はひづめのような形をしている。身長がおよそ210cm、重さがおよそ109kgある。

 「スリーハーヴズ(Threehalves)」と名のこのロボットは、アメリカ、カリフォルニア州オーバーンにある小さな企業、サテュレス・ロボティクス社で開発されている。

 サテュレス・ロボティクス社は2025年からスリーハーヴズの情報を公式ウェブサイト[https://www.satyress.com/]に載せていたが、長い間ほとんど注目されなかった。

 ところが、2026年7月末、スリーハーヴズを発見しちゃったユーザーが、SNSで画像を共有したところ、一気に注目が集まった。

 見た目があまりにも斬新だったため、AI生成を疑われたり、手の込んだエイプリルフールのジョークサイトだと思う人も少なくなかった。

 だが冗談ではなく、リアルに開発が進められていたのだ。

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災害時の救助活動の補助として開発

 スリーハーヴズの目的は、人間に代わって、危険な災害現場で救助活動のアシストをすることにある。

 会社が想定しているのは、山火事の起きている場所、土石流に襲われた場所、崩れた建物のがれきの下といった環境だ。

 また、林業などの木を切り倒す危険な作業にも対応できる。

 とはいえ、スリーハーヴズは自律で動くことはできない。

 作業員が離れた場所からコントローラーを使い、ロボットの姿が目に見える範囲で遠隔操作する。

 手首は取り外し可能で、接続口にチェーンソーやドリルを取り付けて作業させることができる。

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この姿である理由は「危険」を警告するため

 でもなぜ頭部がバフォメットのような姿をしているのか。担当者によると「警告」なのだという。

 人型ロボットを映画や動画で見慣れている人は多いが、実物がどれほど強い力を持ち、どれほど重いのかを実感している人は少ない。

 その危険性を理解してもらうため、むやみに近づけない姿にしたのだという。さらに操作する人にも危険なロボットだと常に意識してほしい、と語っている。

 頭の角も飾りではない。会社は室内での使用を想定していないため、建物の中に入れないようにするためだ。

 角があるとアメリカの標準的なドアを通り抜ける動きが大幅に遅くなり、さらに大きな角に交換すれば、人が通るドアを一切通れなくなる。

 屋外の危険な現場専用のロボットのため、万が一の誤作動が起きても人が生活する建物には入れないよう、角で物理的に封じているのだ。

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暴走した時に停止させる方法が怖すぎた

 ロボットの造形の怖さもさることながら、最も恐怖を感じるのは、会社が用意した安全対策の中にある、暴走時の停止方法だ。

 公式サイトに書かれている止め方は、スリーハーヴズの胸か背中をナイフで刺すか、銃で撃つことである。

 スリーハーヴズの関節は、圧縮した空気の力で動く。空気が抜ければ関節に金属のピンがかかり、その場で固まって動けなくなる。空気さえ抜けば確実に止まる仕組みだ。

 その空気をためたタンクが、胸と背中に入っているため、そこにナイフを突き刺すか銃で射貫くのだ。

 銃というワードが当たり前のように出てくるあたり、いかにもアメリカらしい。

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 一応腹部には非常停止ボタンも付いているが、暴走したロボットの腹に手を伸ばせる状況ではない場合もある。

 会社は、そこまで近づけない事態まで見込んでいるということだ。

 まだ開発途中なのだから、もっと穏便な停止方法を用意すればいいのでは、と思ってしまう。

 だが担当者によると、自律走行ロボットでも遠隔操作するロボットでも、ソフトウェアや制御に問題が絶対に起きないと保証できるものはないという。

 とはいえロボットのコストは高い。修理できないほど壊してしまっては困るので、タンクだけを狙って刺すか撃って空気を抜く方法が最適なのだそうだ。

 人を救うために作られた機械が人に向かってくる場面を、会社は最初から想定しているのだ。

 まだ動画は公開されていないが、近日中に公開予定だそうなので、楽しみに待っておこう。

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References: Fastcompany[https://www.fastcompany.com/91582982/satyress-threehalves-robot] / Gagadget[https://gagadget.com/en/720208-meet-threehalves-a-2-meter-centaur-robot-built-for-disaster-zones/] / Thedebrief[https://thedebrief.org/its-obviously-quite-over-the-top-we-talked-to-the-company-behind-this-eerie-four-legged-centaur-robot-thats-going-viral/] / Satyress[https://www.satyress.com/]

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