トランプ大統領が宇宙軍の新制服案を公開。スターウォーズの帝国軍に似すぎていると話題に
Image credit:truthsocial.com/@realDonaldTrump

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 2026年9月6日、トランプ大統領がアメリカ宇宙軍の新しい制服のデザイン案を自身のSNSで公開し、ネットをざわつかせている。

 画像の中には、SF映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の軍服が持つ規律と機能性に着想を得たと書かれていた。

 ところが、黒とグレーを基調としたそのデザインを見た人々からは、「完全にスター・ウォーズに登場する帝国軍ではないか」と総ツッコミを受ける事態となっている。

宇宙軍の新制服案。SF映画「スターシップ・トゥルーパーズ」」に着想

 アメリカのトランプ大統領は2026年9月6日、自身が立ち上げたSNS「Truth Social[https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/posts/117225350305412391]」で、アメリカ宇宙軍の新しい制服のデザイン案を公開した。

 公開された画像は、黒とグレーを基調としたシックで厳格なデザインの制服である。

 体に沿った濃いグレーの上着とズボンに、黒いベルトと丈の長いブーツ、つばのある制帽を合わせ、襟や袖、ベルトの留め具、制帽の正面には宇宙軍の記章である上向きの三角形「デルタ」が配されている。

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 この制服は、SF映画「スターシップ・トゥルーパーズ[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BA]」に登場する軍服の規律と機能性に着想を得た、と書かれていた。

 宇宙という領域を守る宇宙軍隊員(ガーディアン)のために現代風にアレンジしたのだという。

 1997年に公開された映画「スターシップ・トゥルーパーズ」は、ロバート・A・ハインラインのSF小説を原作で、23世紀の未来を舞台に、人類と巨大な虫のような異星生物「アラクニド」との激しい星間戦争を描いた、カルト的な人気を誇る作品である。

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完全に「スター・ウォーズの帝国軍」ネットで総ツッコミ

 ところが、この新制服の画像を見たネットユーザーたちの反応は、投稿の意図とは少し違っていた。

多くの人が連想したのは「スターシップ・トゥルーパーズ」ではなく、映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する「銀河帝国」の帝国軍が着ている軍服だ。

 銀河帝国は、皇帝パルパティーンが率いる独裁国家で、ストームトルーパーやパイロット、ジェダイを狩る尋問官、冷酷な士官たちで構成されており、圧倒的軍事力と恐怖で支配していた。  

 公開された制服を見たSNSユーザーらは、「いいね、銀河帝国へ向かっているんだな!フォースと共にあらんことを(笑)!」という冗談めかしたコメントをはじめ、「スター・ウォーズの帝国軍将校の制服にそっくりだ」「悪いけど、悪の帝国の制服に見えるよ」といった声が相次いだ。

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着想元の映画自体がファシズムの痛烈な風刺作品

 さらに興味深いのは、着想元とされた「スターシップ・トゥルーパーズ」という作品自体の背景である。

 この映画は単なる宇宙戦争を描いたアクション映画ではなく、軍国主義や全体主義を強烈に風刺したブラックコメディとしての側面を持っている。

 同作の監督を務めたポール・バーホーベン氏は、ナチス占領下のオランダで育った経験を持つ。

 監督は2018年1月にイギリスのガーディアン紙に寄せた文章で、「自分のファシズムに気づいていないファシストについての映画を作ることにした」と語っている。

 監督は、映画に使用した軍服デザインも、ナチス・ドイツの宣伝映画を撮ったレニ・リーフェンシュタール監督の作品から引用し、兵士たちがナチスの宣伝映像から抜け出してきたように見せたと明かしている。

 登場人物の一人には、ナチスの親衛隊(SS)の制服に似た衣装まで着せたが、誰も気づかなかったという。

正式な礼装制服はすでに決定済み

  アメリカ宇宙軍は2026年1月13日、創設以来使ってきた空軍の制服を改造したものに代えて、独自の礼装制服のデザインを正式に発表している[https://www.spaceforce.mil/News/Article-Display/Article/4377540/us-space-force-defines-new-service-dress-uniform-sets-transition-policies/]。

 上着はミッドナイトブルーと呼ばれる深い紺色で、宇宙の広がりを表す色として選ばれた。

 折り襟がなく立ち襟に近い形で、右側には銀のボタンが6個、斜めに並ぶ。6という数は、アメリカ軍で6番目の軍種であることを示している。

 ズボンはダークグレー、シャツは明るいグレー、靴は黒。制帽も、丈の長いブーツもない。 

 さらに8月21日には、この礼装制服をもとにした儀仗隊用の礼装も発表されたばかりだった。デルタ章の入った濃い色の制帽、白い手袋、左肩の飾り緒が加わったものである。

 今回公開された画像は、8か月前に発表されていた制服とは、色も形も別物なのだ。

[画像を見る]

この制服は実現化されるのか?

今回公開された画像は、その制服とは別物なのだ。

 トランプ大統領がなぜこの画像を投稿したのか、本人の説明はない。

 投稿に文章は添えられておらず、いつ導入するのか、どう実施するのかにも触れていない。

 複数のアメリカのメディアは、画像がAIで作られたものとみている。

 国防総省で制服の変更を審査する手続きが開かれた記録も、今のところ見つかっていない。

 トランプ大統領はこの週末、AIで作った画像や動画をSNSに次々と投稿していた。

 星条旗を添えた月の画像に「月は我々のものだ」と記したものもある。制服の画像も、連続投稿の中の1枚だった。

[画像を見る]

 もっとも、トランプ大統領が投稿した宇宙軍の制服案に対して、好意的な意見もある。

 スターウォーズの帝国軍に似ていると認めたうえで、デザインそのものを支持する声もあがっている。

 トランプ大統領は1期目にあたる2019年12月に、アメリカ軍の6番目の独立軍種としてアメリカ宇宙軍を創設した。

 2026年8月28日には、宇宙軍やNASA、民間の宇宙産業で働く次世代の人材を育てる「アメリカ宇宙アカデミー」の設立に向けた大統領令にも署名している。

 銀河帝国の将校に間違えられた制服が、本当にアメリカ宇宙軍の隊員たちの正装になるのかどうかは、今のところ分かっていない。

References: Truth Details | Truth Social[https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/posts/117225350305412391] / Trump reveals new Space Force uniforms inspired by 'Starship Troopers'[https://nypost.com/2026/09/07/us-news/trump-reveals-new-space-force-uniforms-inspired-by-starship-troopers/] / Donald Trump unveils US Space Force uniform drawing on Nazi-inspired film described as 'fascist utopia' | LBC[https://www.lbc.co.uk/article/donald-trump-unveils-us-space-force-uniform-drawing-on-nazi-inspired-film-descri-5Hjdh5X_2/]

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