【その他の画像・動画等を元記事で観る】
2026年5月16日、東京・Toyosu PITにてKOTOKOの全国ツアー“KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽 ~Fun Spring~”東京公演が開催された。昨年7月からスタートした“KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽”は、これまで20年以上にわたる彼女のディスコグラフィを“喜怒哀楽”の4つに分類し、喜の“Joyful Summer”、怒の“Anger Autumn”、哀の“Sad Winter”、そして楽の“Fun Spring”という四季にそれぞれ合わせたサーキットとして1年かけて行うという、KOTOKOにとっても、また音楽シーンでも類を見ない試みとなった。
★DAY2のレポートはこちら
https://www.lisani.jp/0000311806/3/?show_more=1
PHOTOGRAPHY BY 池上夢貢
TEXT BY 澄川龍一
嬉しい!楽しい!Fun Spring!!KOTOKOの春は笑顔と共に
昨夏よりスタートした、KOTOKOの長い長い“喜怒哀楽”ツアーもいよいよクライマックス。残すは東京と大阪のみという5月の豊洲、“Fun Spring”と銘打たれたツアーの最終盤は、そんなFunを存分に表現したかのような快晴……というかそれ以上の猛暑のなか行われた。
今回のツアーは1年の中で四季を喜怒哀楽に分け、例えば昨年夏のブロック“Joyful Summer”であれば夏を思わせる喜び溢れる曲ばかりを選んだ仕様というチャレンジングなツアーでもあった。同時にこれまでの“喜怒哀”までのセットリストを見ていくと、そのコンセプトへの徹底ぶりの一方で、感情1つでセットリストを完成させてしまうKOTOKOの膨大なディスコグラフィ、そして観客を心ゆくまで満足させる彼女の奥深い感情というものが見てとれた。なので、この日の“Fun Spring”で期待されていたことは、コンセプト通りにKOTOKOの音楽で存分に「楽しみたい」である。その期待に応えるかのようにフロアではテーマパーク場内にいるような、メルヘンチックなBGMが聴こえていた。
そんななか定刻を少し過ぎたところで、会場が暗転して時計の音などガチャガチャとしたサウンドのBGMが鳴り響く。そしてバンドメンバーとKOTOKOがステージに現れた後に鳴らされたのは、再びメルヘンチックな「Alice in Joker?!」のイントロだ。ステージに照明が照らされるとステージ上にはパステルカラーの衣装に身を包んだKOTOKOが立っている。
楽しい、けどジェットコースターのように急展開で続いた冒頭3曲の後のMCでKOTOKOが最初のご挨拶。「“Fun Spring”は“楽しい”がテーマですね。最後は楽しんでぶっちゃけようという感じで、みんなは心の扉は思いっきり開いて、心の底から楽しんでくれればそれだけでOKだから!みんな最後までよろしくねー!」と、どこかテーマパークのお姉さんのような説明の後に、おもちゃのようなSEも含む楽しくも優しい「DuDiDuWa*lalala」のイントロが流れる。ほっこりとしたメロディが懐かしくもある、これもまたKOTOKOの“楽”を表す名曲だ。ゆったりと聴かせるKOTOKOのボーカル、そしてバンドサウンドだが、中盤以降はその輪郭がぐっと色濃く、パワフルになっていく構成も素晴らしい。
次のページ:楽しさとタフさをファンと共有する、これぞFun!なステージ
楽しさとタフさをファンと共有する、これぞFun!なステージ
7曲連続で観客も振りなど一緒に楽しんだブロックに、KOTOKOも「できたファンの皆さんで」と笑顔を見せていたが、一方で「コール&レスポンスのレクチャーとかこれまでほとんどしたことなくて」と話す。言われてみると過去にそうした時間はあまりなかったと思っていたところで、「今日ばかりはちょっとやってみようかな?」と言ってライブでは久々となる「Rock☆DE フルーツバスケット♪」のサビのレクチャーへ。
ライブのセットも折り返したところでロッキンなセットに、KOTOKOも「すげえな、みんなの元気はとどまるところを知らないね」と感嘆の声をあげる。「この調子で後半戦も行きたいんですが、まだまだみんなの力が必要となる曲がいっぱい出てきます」と予告して始まったのは、「INTERNET YAMERO -DECO×DECO MIX-」。ここでサイコかつプログレッシブな電波ソングをドロップすると、先ほどまで汗だくな観客も更なるハイテンションで応える。いつ見ても変幻自在に捲し立てるKOTOKOの歌唱というか語りは強烈だ。そのままユーロビート調の「blossomdays」へと続く展開もお見事で、更には現代の電波アンセム「INTERNET OVERDOSE」まで繋ぐという素晴らしい流れ。これには熱狂を超えて狂乱ともいえる盛り上がりを見せるなか「Princess Bride!」へと続くという、息つく間もなく名曲が次々と放たれる。
こうして、まるで全速力でテーマパークを一周したかのような本編を終わったばかりなのだが、すかさず観客はアンコールのチャントを開始。ステージ上だけでなく客席のタフネスを証明したのちにアンコールがスタートする。ドラムンベース調の出囃子のなかで始まった「ねぇ、…しようよ! -りでこれいとばーじょん-」は本編から更にギアが上がった電波ソングを聴かせる。そこからロッキンな「↑青春ロケット↑」へと続くという、アンコールでも更にテンションを上げたステージを見せていく。ほぼ休みなく突き進んできたセットのなかで、まだまだやれることを存分に知らしめるかのごとくアグレッシブなサウンドを聴かせていった。そして、「ありがとう!私も最高に楽しいよ!月並みな言葉ですが、楽しい時間はあっという間ですね!」とKOTOKOが言うと、観客は「え~っ?」と返す。それに「わかるよ……でもその気持ちを最後の曲に思いっきりぶつけろ~!」とKOTOKOが叫ぶ。同時にヘビーなバンドサウンドが鳴らされると、DAY1最後の曲となる「七転八起☆至上主義!」が披露された。
KOTOKOが提唱する喜怒哀楽、そのなかで“楽”を表現したこの日のセットは、確かに春の陽気のなかみんなで楽しむ楽曲がこれでもかと詰め込まれた、まさに「楽しい」以外の感想が出てこない素晴らしいものだった。しかしそこはKOTOKOのライブ、この日の気温と同様に汗をかいて全速力で楽しむという彼女らしいタフネスなステージでもあった。アンコールが終わったのち、ステージ上ではKOTOKOからこの日のライブの配信が決まったこと、ゲームソングベスト盤の続編『KOTOKO’s GAME SONG COMPLETE ALBUM“The Bible 2”』のリリースとそれを伴うツアーが発表された。2026年もまだまだKOTOKOの激走は終わらないようだ。
……と普段はこのまま締め括るところだが、この日はまだ“喜怒哀楽”ツアーの総集編となるDAY2がこの後控えている。未来のKOTOKOに思いを馳せる余裕などなく、目前の衝撃がおよそ90分後に待ち構えているのだった。詳細はDAY2のレポートに任せるが、改めてKOTOKOというアーティストがとてつもない存在であった、ということだけはここに記しておこう。後半へ続く!
<DAY1 セットリスト>
M01.Alice in Joker?!
M02.きゅるるんKissでジャンボ♪♪
M03.恋ひ恋ふ縁
M04.DuDiDuWa*lalala
M05.Fancy Game!?
M06.月夜の舞踏会
M07.めぃぷるシロップ
M08.☆-未来-列車-☆
M09.常識!バトラー行進曲
M10.Just as time is running out
M11.Rock☆DE フルーツバスケット♪
M12.トビウオ
M13.Loop-the-Loop
M14.INTERNET YAMERO -DECO×DECO MIX-
M15.blossomdays
M16.INTERNET OVERDOSE
M17.Princess Bride!
M18.さくらんぼキッス~爆発だも~ん~(ロックバージョン)
M19.タコですよ?
(アンコール)
EN01.ねぇ、…しようよ! -りでこれいとばーじょん-
EN02.↑青春ロケット↑
EN03.七転八起☆至上主義!
次のページ:DAY2レポート
2026年5月16日、東京・Toyosu PITにて開催されたKOTOKOの全国ツアー“KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽 ~Fun Spring~”東京公演。KOTOKOの代名詞の1つである電波ソングを中心に終始楽しく、かつ相変わらずタフな構成となったDAY1だったが、総集編であるDAY2はこれまでの感情を総合したベスト盤的構成である一方で、今回のツアーのコンセプトである喜怒哀楽が行き来する、やはりこれまでにはないステージとなった。キャリア20年以上を重ねるなかでチャレンジを続けるシーン随一の歌姫が、この日見せた新たな景色とはなんだったのか。
★DAY1のレポートはこちら
https://www.lisani.jp/0000311806/?show_more=1
ツアーのフィナーレは、喜怒哀楽が目まぐるしく入れ替われる濃縮版!
2025年7月よりスタートしたKOTOKOの全国ツアー“KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽”。数多のディスコグラフィを喜怒哀楽の感情に分けて四季と重ね合わせて、“Joyful Summer”“Anger Autumn”“Sad Winter”“Fun Spring”という4つのブロックで構成し、1年かけてサーキットするという新機軸のツアーとなった。今年4月からはその最終ブロックとなる“Fun Spring”が開催、電波ソングなど”楽しい”ナンバーを詰め合わせて届けてきた。そのクライマックスとなる名古屋、東京、大阪は“Fun Spring”に加えて、スペシャルステージとして“喜怒哀楽”ツアーの総集編的なセットの2本だてで届ける内容になっており、特にこの日の東京公演ではToyosu PITを会場に、1日でその2本をパフォーマンスするという、他公演よりもタフなタイムスケジュールとなっていた。
東京のDAY1はおよそ2時間弱のセット。そこからDAY1とDAY2のインターバルがおよそ90分という、通常の昼夜公演のインターバルとしてもそこそこ短いタイム感。DAY1の公演も実にタフなセットを22曲パフォーマンスした後にDAY2が間もなく始まるということで、総集編とはどんなセットになるのか。満員の観客が詰めかけていたフロアは、まだDAY1の熱が冷めやらぬといった様相を呈していた。
定刻どおり開演を迎えると、鐘の音や雷鳴、ガラスが割れる音などのSEが次々とサンプリングされていく。そんな、どこか不穏にも感じられる空気のなか八木一美(ds)、大島信彦(g)、わっち(b)、そしてKOTOKOがステージに登場。そして次の瞬間、KOTOKOによる「Joy!! Happy Birthday!!」の歌声によってその空気がガラッと変わる。“喜怒哀楽”ツアーの総集編、その冒頭を飾るのは「Thank you Birthday!!」。ツアー最初のブロック“Joyful Summer”でも聴かれた、まさに喜びに満ちたロックナンバーだ。エネルギッシュなバンドサウンドのなか、笑顔いっぱいのKOTOKOがパワフルかつキラキラした歌唱を響かせる。会場の空気を変え、一気に引き込むその歌声は、この日二度目のステージでもやはり健在だ。テンションの高いロックサウンドで駆け抜けたかと思えば、そのエンディングの余韻のなかでキラキラとしたSEがフロアを包み込む。それが何の曲か気づいている観客は大きな歓声をあげた。そしてKOTOKOが「being」の最初のフレーズを歌えば、その歓声は更なる音量となって響きわたった。実に感動的な、かつ“Joyful”な光景のなか、KOTOKOは実に伸びやかな歌声を響かせる。特にサビの最後のロングトーンは、先ほどまでアグレッシブなステージを終えたものとは思えないほど。その歌声にうっとりしながら曲がエンディングを迎えると、バンドは一瞬のブレイクの後、再びアグレッシブなサウンドを聴かせる。「みんなと会えて幸せです!」とKOTOKOが挨拶しながら披露したのは、またしても名曲「bumpy-Jumpy!」だ。これもまた夏の曲……という感慨に浸る間もなく、もはやライブのクライマックスかと思うような盛り上がりだ。最後はお馴染みの“We are feeling bumpy-Jumpy!”のシンガロングからKOTOKOも「もっとちょうだい!」と煽る、とてつもないテンションのなかでエンディングを迎えた。奇しくも「Thank you Birthday!!」と「bumpy-Jumpy!」はいずれも盟友・中沢伴行との楽曲だが、彼とKOTOKOのタッグらしいロッキンで輝かしい喜びに満ちたライブの幕開けとなった。
最初のMCでは元気に挨拶した後、DAY2が「(昨年7月からスタートした“喜怒哀楽”ツアーの)ぎゅっっといいとこどりで、絞って絞って絞って濃いい汁が出た、そんな濃縮タイプの公演になっています!」と説明。そして「今日初の人もそうでない人も思いっきり楽しんで帰ってください!」と声をあげると、バンドは一気に不穏でヘビーな音を鳴らす。次のブロック、昨年秋に行われた“Anger Autumn”の幕開けだ。先ほどとは打って変わって血のように真っ赤に染まったステージ上で、重低音のなか披露されたのは「リアル鬼ごっこ」。ここでのKOTOKOの歌声は怒りに任せた感情を聴かせる、まるで何か憑依したかのような恐ろしさすら感じさせる。そこから間を置かずに披露されたのは「Suppuration-core-」。先ほどまでのステージ真ん中で存在感を見せていたKOTOKOがわっちと共にステージ両サイドへと躍り出る。ここでも大島のギターは変わらずヘビーである一方で、八木のドラムを中心としたビートは切れ味抜群。こちらも怒りを想起させる危ういアグレッションが聴かれた。そして「Collective」では「お前らいくぞー!」とドスの効いたKOTOKOのシャウトも聴かれるなど“怒”のメーターはさらに振り切れ、八木のキックも含めて強烈な重爆音を響かせる。そんなヘビーな“Anger Autumn”に圧倒されていると、そこからブロックは続く“Sad Winter”へ。物悲しいイントロをたっぷり聴かせるバージョン「agony」では、先ほどまでのヘビネスが徐々にメロディアスに転じていくグラデーションのような美しさを見せる。そしてKOTOKOのボーカルもまたアグレッシブさも覗かせつつ全体的にはエモーションを強く感じさせるもので、凛とした美しさがある。そこからグッとテンポを落とした「冬の雫」では“哀”の歌唱に磨きがかかる。特にエンディングで聴かせたファルセットを含む歌声は絶品で、冬を感じさせる情感溢れるパフォーマンスは総集編でも聴かせるべき楽曲だと確信させる。そしてこのブロック最後に披露されたのは「ささくれ」。タンバリンを手にしたKOTOKOによる、ロッキンだが切ない歌唱が冴え渡る。サウンドのアプローチも様々ながら、一方でKOTOKOの歌唱の豊かさと奥深さを存分に堪能できるブロックとなった。
“喜怒哀”とここまで続いたあとは現在のツアーのテーマでもある“楽”へ。まず「森のくまさん」をモチーフにしたSEが流れ、クラシック「恋愛CHU!」で電波ソングのご挨拶。ここで観客もピンクのペンライトを一気に点灯して、電波かつ楽しい“Fun Spring”を演出する。そして続くMCでは「新曲もやっちゃおうかな?みんなついてこれるかな~?」と言って「電波的妄想少女Q」がスタート。これまで数々の電波ソングを歌ってきたKOTOKOだが、それらを煮詰めてガチャガチャとしたブレイクコアにしたような爆発的電波ソングだ。これまで見聴きしてきた電波らしくもあり、しかし今のサウンドであることを強く印象づける、KOTOKOによる新たな時代の電波アンセムとなっている。「ついてこれた?次はもっとついてこられるのが大変な曲やっちゃいます」と宣言。またしても今年発表されたばかりの「恋姫†集合☆いっせーのっせ!」をドロップ。更にBPMも跳ね上がるハイパーな電波ソングで、なかでも速射砲のようなKOTOKOの早口ボーカルが終始聴かれるという、どうやって歌っているのかわからないくらい爆速ナンバーとなった。改めて令和の時代に、しかもKOTOKOのボーカルで新たな電波ソングが聴ける、良い時代になったものだ。電波な“Fun Spring”のブロック最後は、「みらくる☆みるきーうぇい」で、電波的なサウンドでありつつも爽やかなテイストで、ここまで色濃い電波ソングを味わった後にKOTOKOの清涼感たっぷりなボーカルを聴くことができる、このブロックをすっきりとしたエンディングとなった。
次のページ:初披露の新曲、そして喜怒哀楽の先に見えるものはーー
初披露の新曲、そして喜怒哀楽の先に見えるものはーー
セット本編もいよいよクライマックス。澄み切ったSEの後に、そのまま爽やかな「アオナツライン」へと移行。ドラマチックなサウンドに青空に向かってどこまでも伸びていくようなKOTOKOのボーカルが心地良い。そこからミディアムナンバー「Leaf ticket」で優しい歌唱を聴かせた後は、再び感情が激転。イントロでも悲鳴があがった人気曲「jihad」ではパワフルな歌唱で一気にフロアを釘づけにする。かと思えばダンサブルなビートに「さあみんなで楽しんでいきましょう!」と言って「I pray to stop my cry」へと続く。サウンドに乗せて心地良く体を揺らすKOTOKOに対して、客席の青いペンライトが左右に揺れる光景も美しい。そしてそこからまたしても急展開、ひりつくようなギターリフと共に「Light My Fire」の幕開けだ。今度は真っ赤なペンライトに染め上げられた客席は爆音のなかKOTOKOと共にシャウト。その光景はいつ見ても圧巻である。目まぐるしく入れ替わる喜怒哀楽、これまでにないドラスティックな変化を楽しむことができるのも、この総集編ならではだろう。
大きく息を吐いて「みんな、喜怒哀楽感じてくれていますか?」と問いかけるKOTOKO。「私もこの熱い時間が大好き。人は感情があるから苦しむけど、だからこそ生きているんだなって感じるし、面白いと思います」と語り、本編ラストは「元気な曲を」ということで、まずは「Short Circuit」へ。オリジナルよりもバンドサウンドを強めた、よりロッキンなアレンジとなったことでKOTOKOの歌唱もエネルギッシュさとハッピーな雰囲気がより強調された格好だ。そしてそのまま本編最後は名曲「覚えてていいよ」へ。改めて様々な感情が見られたこのプログラムだったが、最後の2曲に込められたのはKOTOKOが語る通り「生きている」と感じるエネルギーと、ステージ上も客席も笑顔をわかち合うというメッセージのようにも感じられる。長らく続いた喜怒哀楽というツアーの真意とはそこにあるのかもしれない。
そしてアンコールでは珍しくMCからスタート。喜怒哀楽を駆け抜けた本編の興奮が冷めやらぬなか、「みんなの楽しんでいる顔が見られて私もすごく幸福です」と笑顔を見せる。またこの日昼夜公演で全曲異なるセットリストというチャレンジにも大きな手応えを感じているようだし、それを共にした観客にも「みんなすごいよ、拍手する!」と改めて感謝を述べた。そんななかアンコール1曲目の前に報告されたのは、7月放送予定のTVアニメ『うしろの正面カムイさん』EDテーマに抜擢されたことだった。そしてそのEDテーマ「SAY-BYE!!」を本法初披露されることに。楽曲は「INTERNET OVERDOSE」「INTERNET YAMERO」でタッグを組んだクリエイター・Aiobahn。そのタッグによるこれまでとはまた異なる刺激的なサウンドが印象的だ。霊能力者が怪異を除霊していくというストーリーもあってか、陰陽師的な除霊ポーズと共に“SAY! BYE! SAY-BYE!”というKOTOKOのフレーズがまた耳に残る、これから先のライブ(あるいはクラブなど)でも観客と一緒に盛り上がりを生みそうだと予感させる、またしてもKOTOKOの新たな一面が窺える1曲だ。そんなサプライズの後には、今度は歴史的アンセム「Shooting Star」のイントロが鳴り響く。新曲から最初期の曲へと繋がるのもそうだが、この日様々な転調を見せてきた喜怒哀楽の中でももっとも広いレンジの展開を見せられ、さすがに観客も感情が追いつかないようだ。しかしやはりいつもどおり美しくエモーショナルな歌声にいつものように手を振る、やはりKOTOKOのライブには欠かせない光景が広がる。そんな名曲をショートバージョンで披露した後は「巫女みこナース愛のテーマ -こっとんちゃれんじばーじょん-」という、これまたまさかの一足飛びの展開。しかしこちらも大盛り上がりのなか、最後の早口言葉も見事クリア。そしてこの謎のメドレーの最後は「Bullshit!! Hard problem!!」という、KOTOKOが在籍するバンド・Outerのセルフカバー。もはや喜怒哀楽すら超越したような展開に空いた口が塞がらないというか、この感情で説明できない予測不能さこそがKOTOKOなのだろうと改めて感じさせる。そして最後は完全無欠のアンセム「Re-sublimity」でもって、喜怒哀楽を濃縮したスペシャルセットを終えた。
喜怒哀楽という感情という視点からKOTOKOの楽曲たちを巡るという新たな試み。このツアーを経て感じたこと、1つはこれまで聴き親しんできた名曲1つ1つにより感情を乗せて体験する新鮮さだった。そしてもう1つはKOTOKOというアーティストがいまだシーンの最前線に居続ける理由というものだった。生涯現役を唱えるなかでなおも自身の研鑽を止めずに新たな挑戦を重ねていく。だからこそ多くのファンが毎年のように彼女の生き様であるライブという場に足を運ぶのだろう。新曲の「SAY-BYE!!」にも表れているが、これほどのキャリアを重ねながらも良い意味での予測不可能さを保ち続けること、これが彼女が今なおシーン屈指の歌姫である理由なのだろう。
そして、このツアーを経て生み出されたもう1つの感情を改めて知ることができた。それは喜怒哀楽の最後を飾る“Fun Spring”の、その先にあるもう1つの“楽しみ”だ。それは期待=Hopeにも似た、この先に待つ彼女のキャリアへの楽しみに他ならない。7月にリリースされるゲームベスト盤第2弾『KOTOKO’s GAME SONG COMPLETE ALBUM “The Bible 2”』や「SAY-BYE!!」、9月からは香港・台北公演を含む全国ツアーもスタートする。2026年後半も、我々はまた特別な感情をもってKOTOKOの音楽に触れる機会が待っているのだ。
<DAY2 セットリスト>
M01.Thank you Birthday!!
M02.being
M03.bumpy-jumpy!
M04.リアル鬼ごっこ
M05.Suppuration-core-
M06.Collective
M07.agony
M08.冬の雫
M09.ささくれ
M10.恋愛CHU!
M11.電波的妄想美少女Q
M12.恋姫†集合☆いっせーのっせ!
M13.みらくる☆みるきーうぇい
M14.アオナツライン
M15.Leaf ticket
M16.jihad
M17.I pray to stop my cry
M18.Light My Fire
M19.Short Circuit(ロックバージョン)
M20.覚えてていいよ
(アンコール)
EN01.SAY-BYE!!
EN02.Shooting star~巫女みこナース 愛のテーマ -こっとんちゃれんじばーじょん-~Bullshit!! Hard problem!! (メドレー)
EN03.Re-sublimity
●配信情報
『KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽 ~Fun Spring~』
※5月16日(土)東京Toyosu PIT
アーカイブ配信期間
2026年6月13日(土)12:00 – 2026年6月27日(土)23:59 まで
※配信期間中は何度でも視聴可能
チケット販売期間
2026年6月13日(土)12:00 – 2026年6月27日(土)18:00 まで
チケット販売価格
DAY1 / DAY2 通しチケット
¥6,500(税込)
DAY1 / DAY2 各チケット
¥3,500(税込)
※購入時に、別途システム利用料がかかります。
出演者:KOTOKO
チケット購入ページ
https://www.zan-live.com/live/detail/10807
<Z-aNについて>
アプリ不要、ブラウザのみで手軽に視聴可能なオンラインライヴ配信&チケット販売サービスです。高ビットレート配信が可能で、動きが激しい映像でもブロックノイズが出づらく、音楽ライヴにも適した高画質・高音質配信を実現。
カスタマイズ性やインタラクティブ機能を豊富に取り揃え、アーティストやクリエイターの世界観に没入できる体験を追求しています。
●リリース情報
『KOTOKO’s GAME SONG COMPLETE ALBUM“The Bible 2”』
7月15日発売
品番:WPCL-13768
価格:¥3,850(税込)
<収録曲>
faith~信じる力~(アクションアドベンチャーゲーム「ユグドラ・キングダム」主題歌)
PHANTOM PAIN(スマートフォン向けRPG「東方LostWord」挿入歌)
INTERNET YAMERO(アドベンチャーゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」第2弾主題歌)
NEGAIGOTO(ハートフルアドベンチャーゲーム「ネコぱらvol.4 ネコとバティシェのノエル」ED曲)
盲目のEternity(ゲーム「グランドサマナーズ」第3部ED曲)
暁の約束(ゲーム「千年戦争アイギス」10周年記念主題歌)
月虹蝶(アドベンチャーゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」第3弾主題歌)
Party☆Connection(RPGゲーム「エンジェリックリンク」主題歌)
Éclat(エクラ)(モバイルゲーム「れじぇくろ!~レジェンド・クローバー~」1周年記念ソング)
SWEET×SWEET(ハートフルアドベンチャーゲーム「ネコぱらvol.4 ネコとバティシェのノエル」OP曲)
INTERNET OVERDOSE(アドベンチャーゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」第1弾主題歌)
電波的妄想美少女Q (ゲーム「ゆんゆん電波シンドローム」主題歌)
恋姫†集合☆いっせーのっせ!(ゲーム「恋姫†大戦」シリーズ全作集合CMソング)
【Liveバージョン3曲も収録】
Fatally~2026 Live Edition~
さくらんぼキッス~ぱんくろっくだも~ん~-Live in 2026-
bumpy-Jumpy!~2026 Live Edition~
全16曲収録予定
予約はこちら
https://kotoko.lnk.to/TheBible2
商品情報はこちら
https://wmg.jp/kotoko/news/90801/
●ライブ情報
KOTOKO LIVE TOUR 2026 “The Bible 2”
9月4日(金)中国・香港・Portal [開場19:00/開演20:00]
9月6日(日)台湾・台北・WESTAR [開場17:00/開演18:00]
9月12日(土)北海道・札幌 PENNY LANE 24 [開場16:00/開演16:30]
10月3日(土)神奈川・YOKOHAMA BAY HALL [開場16:00/開演16:45]
10月4日(日)群馬・前橋 DYVER [開場16:00/開演16:30]
10月10日(土)岐阜・CLUB ROOTS [開場16:00/開演16:30]
10月12日(月)京都・FANJ [開場16:00/開演16:30]
10月17日(土)福井・CHOP [開場16:00/開演16:30]
10月18日(日)富山・MAIRO [開場16:00/開演16:30]
10月24日(土)島根・松江 AZTiC canova [開場16:00/開演16:30]
10月25日(日)広島・SECOND CRUTCH [開場16:00/開演16:30]
11月1日(日)群馬・前橋 DYVER [開場16:00/開演16:30]
11月3日(火)埼玉・西川口 Hearts [開場16:00/開演16:30]
11月14日(土)長崎・DRUM Be-7 [開場16:00/開演16:30]
11月15日(日)佐賀・GEILS [開場16:00/開演16:30]
11月22日(日)徳島・club GRINDHOUSE [開場16:00/開演16:30]
11月23日(月)高知・CARAVAN SARY [開場16:00/開演16:30]
11月28日(土)福島・郡山 HIPSHOT JAPAN [開場16:00/開演16:30]
11月29日(日)岩手・盛岡 Club Change WAVE [開場16:00/開演16:30]
ツアー詳細はこちら
https://www.kotoko.asia/
関連リンク
KOTOKOオフィシャルサイト
https://www.kotoko.asia/
KOTOKO オフィシャルX
https://x.com/KOTOKO_Dwarf
KOTOKO オフィシャルYouTube
![【Amazon.co.jp限定】ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~ *Blu-ray(特典:主要キャストL判ブロマイド10枚セット *Amazon限定絵柄) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Nen9ZSvML._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 豪華版Blu-ray(描き下ろしアクリルジオラマスタンド&描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Y3-bul73L._SL500_.jpg)








