これは『蒼穹のファフナー』関連楽曲34曲が「同じアーティストにより歌われたアニメーションフランチャイズの歌曲の最多数」として認定されたもの。6月に広島で開催された作品イベントで認定されて以降、海外公演も含め様々な場所でお披露目をしてきたが、東京ではこれが初。大きな拍手に包まれつつ、来年の「『ファフナー』20周年」に向けての期待をにじませた。そんな『ファフナー』の歌のゾーンは、1月にリリースされた最新曲『蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE』の主題歌「Start again」から。途中のハプニングをエンターテインメントに転換しつつも、美しいライティングのもとatsukoの節回しをじっくりと堪能できる壮大なバラードを聴かせた。続く「イグジスト」ではアグレッシブなベースにキリリとした歌声を乗せていく。下から上に煽るビームと、歌い上げる声のシンクロが絶妙で、ドラマチックに見せていく。アウトロと繋げてドロップした「叫べ」も力強く、メンバーとともに頭を振って熱唱するatsuko。曲中にはギターソロもあり、これは同期音として出力しているのだが、KATSUは不在の存在感を掻き立てる。「叫べない時代を超えて叫べる私たちへ。これが、これが生きるってことだライブだ!」と間奏中にシャウトするatsuko。まさに魂の叫びをこの曲に込めたパフォーマンスだ。
続いてアコースティックギターを手にしたatsukoは「立って弾くほうがミュージシャンっぽいじゃん?」と発言し、「今でも…」を弾き語る。今年、リアレンジしてリリースされたこの楽曲だが、元々はインディーズ時代に作られた楽曲。そうした背景を踏まえて聴くと、当時の気分を色濃く残した歌詞が染み入ってくる。続くシリアスなバラードの「Alone」でもアコギを披露しスポットに照らされた後、マニピュレーションで繋ぎ、再び「ファフソン」の「DEAD OR ALIVE」を投下。疾走曲を体を折ってシャウトし、コールアンドレスポンスを経て、高らかに歌い上げた。