【モデルプレス=2026/08/14】女優の鈴木保奈美が8月14日、都内で行われた書籍『中途半端な旅人は語る』(小学館)、『わたし、そんなにとんがってましたかね。 獅子座、A型、丙午はめぐる』(中央公論新社)新刊2冊同時発売記念取材会に出席。


◆鈴木保奈美、還暦迎えた心境

同日は鈴木の60歳の誕生日。気持ちの変化や60歳を迎えた率直な心境を聞かれると「今朝、目覚めたときに、何か気持ちの変化があるかなと思ったんですが、何もなく(笑)」と話し「ただ、今朝早くに少し年上の友だちがLINEをくれまして、『還暦へ、60代へようこそ』と。そして『ここから先は楽しい景色ばっかり見られるから毎日面白いよ』っていうメッセージをくれたので、『そうなんだ。よかったな』と思って、楽しもうと思っています」と微笑んだ。

『中途半端な旅人は語る』はファッション誌『Precious』(小学館)で連載中のエッセイから20編をまとめた内容になっているそうで、中でも特に思い出深いエピソードを聞かれると「どれも思い出深いんですが、ちょっと後悔しているものがありまして」と告白。友人とイタリア・ナポリに旅行に行った際のエピソードを書いた「ナポリ編」について「その時に『ナポリは治安があまりよくないので、いいカメラを持ち歩くと危ない』と言われて。友人と街中をずいぶん歩いたりして、とっても楽しかったんですが、そのときのナポリが『この街はものすごいカオスだな』という、ものすごい強い印象を受けて、そのときのことを自分の中ではスピード感を持ってバーッと書いたんですが、とにかく『カメラを持っていっては危ない』と言われたので、ナポリの写真がないんです…!1枚も」と話した。実際に同書を読んだ友人から「保奈美ちゃん、ナポリの写真見たかったな」と言われたことがきっかけで、「ハッと思って、そこはちょっと残念だったなと。なんとか自分の筆力でカバーできないものかと思ったんですけれども、それがちょっと悔しい思い出ではあります。次、リベンジします!」と力強く語った。

◆鈴木保奈美、新刊2同時刊行の経緯

『中途半端な旅人は語る』は、ファッション誌『Precious』で掲載中の大好評連載を書籍化したもので、『わたし、そんなにとんがってましたかね。 獅子座、A型、丙午はめぐる』は女性向け総合月刊誌『婦人公論』(中央公論新社)の人気連載をまとめた1冊。
新刊2同時刊行となった心境を尋ねられると「『Precious』と『婦人公論』という2つの雑誌に連載させていただいておりまして、それぞれの編集者さんから『そろそろ本にできるぐらい溜まりましたので、どうですか?本にしませんか?』というお話をいただいて」と告白。「それがちょうど1年くらい前だったと思うんですけれども、いろいろと打ち合わせをしているうちに、『ちょうど誕生日だし、いいんじゃない?祭りな感じでちょうどその日にしちゃいましょう。そうだ、そうだ!』という割と軽いノリで、本日同時に刊行させていただくことが決定しました」と明かした。「いざ当日になってみましたら、イベントとか大々的なことになってしまって、“やっちまったな”と思っています(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑った。

『わたし、そんなにとんがってましたかね。 獅子座、A型、丙午はめぐる』を書くにあたり、意識した点について「書き手としてというほど自覚を持っていなくて、ただ、こういうお仕事してますので、インタビューをしていただく機会は多々あります。で、それが記事になったりしたときに、“ちょっと伝わらなかったな”とか、“私が言いたかったのはこういうことじゃなかったんだけれど、私の言い方がよくなかったかな”と反省することが割と多くて、それを重ねるうちに“これは自分で書いたほうが早いかも”と思い始めたのも、こういうものを書くようになったきっかけの1つなんですね」と語った。「こちらの連載に関しては、自分の立場とかかっこつけようとかっていうことはあまり考えず、思ったままに。それが極端だった場合には、編集者さんがちゃんと直してくれると信じて、思うままに、自分の友人や家族に『ねえ、聞いてよ』っていう深夜のおしゃべりをするような気持ちで書いてきました」と笑顔を見せた。

思い出深い1編については「こちらはずいぶん長く書かせていただいて、今回の書籍にも89編収録されているので、本当にたくさんあって迷うんですが、読んでくれた人から反響があるのは、商店街で泣きながら歩いている小学生の男の子に声をかけたというエピソードですね」といい、「『頑張って強くなれ』っていうのと、でも彼のお母さんも子育てって大変だけど、すぐこのくらいの歳になりますから、あんまり気負わずに頑張ってほしいなっていうような気持ちも込めて書かせていただきました」と伝えた。

今後、やりたいことを尋ねられると「私は今、好きで書かせていただいているし、好きでお芝居の仕事もしているので、いろんな人に会って、いろんなやりたい仕事をして、やりたいところへ行って、食べたいものを食べて、この先思い残すことがないようにやり尽くしていこうと思います」と目を輝かせた。「『婦人公論』の連載に関しては、9年くらい続けさせていただいていて、最初は手探りで始めたものが、少しずつ編集の方だったり、出版社の方だったり、ものを書く、本を読むということをきっかけに本の番組のMCまでやらせていただいたりして、蔦屋の名物・間室(道子)さんにお会いすることができたり、『Precious』の本を一緒に作ってきたスタイリストさんだったり、カメラマンさんだったり、メイクさんだったり、旅先でお世話になった方だったり、いろいろな方に新しく会うことができて、その方たちの繋がりがどんどん積み重なってきて今の私がいて、今日という日を迎えられたと思っています」としみじみ。
「自分に何ができるのかわかりませんが、とりあえず元気で一生懸命生きて、少しずつ皆さんにお返ししたいなと思っています。そして、ぜひこの本をお手に取っていただいて、寝苦しい夜を日本中の皆さまにちょっとでも楽しんでゆったりした気持ちで過ごしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」とアピールした。(modelpress編集部)

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