2026年6月17日のTOPIXの終値は4,013.23ポイントとなり、1969年の算出開始以来、終値として初めて4,000ポイントを突破しました。
ここで、これまでのTOPIXの値動きとともに当時の日本経済を覗いてみましょう。
TOPIXの推移
1968年に100ポイントでスタートしたTOPIXは、1972年から1976年にかけて小さな山を作っています。当時、戦後から続く高度経済成長期と、1973年に起こったオイルショックによって相場が動きました。グラフの見た目ではやや上下幅が小さく見えるものの、1972年6月27日には4.16%の日次上昇率、1974年10月9日には-3.81%の日次下落率と、当時としては大きな動きだったことがわかります。
次に1986年から1990年頃の大規模な上昇と、その後の急激な下落が目に付きます。この時代はいわゆるバブル景気であり、土地や資産価格の価値が上昇したことに伴い投資活動も活発に行われました。1985年に1,000ポイント、1987年には2,000ポイントを突破、1989年12月18日には2,884.8ポイントを記録し、この時代の史上最高値となります。これはバブル期の金融緩和による投資の加速などに起因した高騰と考えられます。この記録は、2024年7月4日まで塗り替えられることはありませんでした。その後、バブルがはじけたことにより、1990年から2002年までTOPIXも長期的に下落を続けることとなりました。
2002年から2008年に世界経済全体が成長し、日本でもいざなみ景気といわれる73カ月間という長期間の好景気に入ったことで、TOPIXも回復の兆しを見せました。2008年10月には13.73%の日次上昇率を記録し、現在も歴代最大の上昇率です。
しかし、その後のリーマンショックと世界的な金融危機の発生により、TOPIXは急落し2012年ごろまで低迷します。2012年6月4日には695.51ポイントとなり、バブル崩壊後最安値を記録します。
2013年から2020年は再び上昇のトレンドに入ります。政権交代による景気回復への期待や、金融緩和が株高を後押しし、TOPIXも長期的な上昇を実現しました。
2020年は記憶に新しいコロナショックによる急落が見られます。コロナ禍では感染拡大防止などの観点から経済活動が抑制され、景気後退につながりました。
2021年以降TOPIXはさらに上昇を続けています。コロナショックを経た2021年頃は金融緩和政策が継続され、世界的にも株高となったことで日本株市場もそれに牽引される形となりました。2023年には、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が利上げを発表しましたが、日本は依然低金利だったことで円安が進み、日本株の割安感を背景に海外資金が流入し、株高を支えました。
バブル景気以降更新されなかったTOPIXの最高値も2024年7月4日に更新され、その後もTOPIXは上昇を続けました。
ここまで、TOPIXの60年間を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。このように日本株市場全体の動きを表すことができる指数の特性を市場代表性と言います。TOPIXの歴史は、まさに日本経済の歩みそのものといえるでしょう。
TOPIX(東証株価指数、TPX) | 日本取引所グループ

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