同作は、豊臣秀長こと小一郎(仲野太賀)を主人公に、兄・秀吉とともに天下統一へと突き進む豊臣兄弟の軌跡を描く大河ドラマ。第22回では、一度は播磨を掌握したかに見えた秀吉だったが、服属した国衆たちの反乱に加え、毛利・宇喜多も挙兵。さらに竹中半兵衛(菅田将暉)が病に倒れ、秀吉は味方を残して撤退を余儀なくされる。深い自責の念に駆られた秀吉は、転倒して頭を打ったことで記憶を失い、小一郎が奔走する姿が描かれた。
一方、完成間近の安土城へ招かれた村重は、手土産として持参した饅頭を前に信長から厳しい追及を受ける。家臣による毛利との内通疑惑を突きつけられた村重は身の潔白を訴えるが、信長は「その饅頭を食え。毒など盛っておらぬことをその身で示せ」と命令。震える手で饅頭を次々と口へ運ぶ村重に対し、信長は刀に饅頭を突き刺して口元へ差し出すなど、圧倒的な威圧感を見せつけた。
この場面は、江戸時代中期の読本『絵本太閤記』などに残る有名な逸話をベースにしたもの。本来は村重の豪胆さを示すエピソードとして知られるが、今回は疑惑に怯える村重の姿を通じて再解釈された。SNSでは「ノブ怖すぎる」「ホラーすぎるだろ」「リアル饅頭こわい」「これが饅頭ハラスメント」などの反応が相次ぎ、大きな話題となった。
命からがら有岡城へ戻った村重は、妻・だし(山谷花純)に膝枕をしてもらいながら「もう一生饅頭など見とうもないわ」と弱音を吐く。
さらに物語終盤では、村重が信頼していた重臣の高山右近(市川知宏)と中川清秀(須加尾由二)が、毛利方の安国寺恵瓊(立川談春)を伴って登場。実は内通していたのが最も信頼する家臣たちだったことが明らかとなり、村重は大きな衝撃を受ける。恵瓊から「織田信長という男は一度疑いをかけた者をやすやすと許すようなお方であろうか」と告げられた村重に、さらなる苦難が待ち受けることを予感させる。

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