大河ドラマ第65作となる同作は、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長(仲野)を主人公に、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とも評される名補佐役の視点から、豊臣兄弟の軌跡と激動の戦国時代を描く戦国エンターテインメントだ。
第26回では、織田信長(小栗旬)が長宗我部元親(磯部寛之)との約束を翻し、四国平定を進めたことで、仲介役を務めた明智光秀(要潤)は苦境に立たされる。さらに信長は、甥の信澄が長宗我部氏と内通して謀反を企てていると疑い、蟄居を命じた。
その後、光秀から事情を聞いた羽柴小一郎と秀吉(池松壮亮)は、信長を励ますため長浜城へ招き、もてなしを用意する。信長は笑顔を取り戻し、秀吉との酒比べの末に信澄を赦免。穏やかな空気が流れたかに見えた。
しかし物語はラストで急展開を迎える。光秀が「上様からの疑いが晴れて何より」と声を掛けると、信澄は「そうやって真の父を殺された身ゆえ」と意味深に返答。さらに、前話で足利義昭(尾上右近)から届いたとされた「信長を討て」と記された御内書について、「あれを書いたのは……このわたくしでございます」と衝撃の告白を放った。光秀が言葉を失う場面で幕を閉じ、次週予告では「本能寺の変」が示されたことから、SNSでは信澄が事件の黒幕ではないかとの考察が広がっている。
そんな信澄を演じる緒形は、俳優・緒形直人と仙道敦子夫妻の長男。
緒形家は“大河一家”としても知られる。祖父の緒形拳さんは『太閤記』(1965年)と『黄金の日日』(1978年)で豊臣秀吉を演じ、父・緒形直人も『信長 KING OF ZIPANGU』(1992年)で織田信長役を務めた。親子2代にわたって大河ドラマの主演を務めた名優一家の系譜を受け継ぐ緒形が、『豊臣兄弟!』では本能寺の変の鍵を握る信澄役として存在感を放っている。

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