原作は、女性の口元が大きく写された不気味な表紙、奇妙なタイトル、手のひらサイズの装丁と、たった60ページという短い物語の中でしっかりと恐怖を味わえる“新感覚の読書体験”として話題となった背筋の同名小説。心霊スポットとして知られる墓地を訪れた大学生たちの一人が忽然と姿を消したことから始まる物語を、『呪怨』シリーズなどで知られる清水崇監督が実写映画化をした。
今回解禁された映像では、堀田(森愁斗)と川瀬(西山智樹)が“呪われた木”を探して墓地を進む様子を、自撮りカメラ視点で映し出す。
軽口をたたきながら怯える川瀬をからかう堀田。しかし、巨大な“呪いの木”の奥から底知れぬ雰囲気を感じ取り、木の根元から現れた“得体の知れない何か”を目撃したことで、堀田の態度は急変。動揺した川瀬が手に持つカメラは上下が反転したまま、余裕ぶっていた堀田の表情が恐怖に染まる瞬間を捉えている。
その正体は映像内では明かされないものの、堀田が「あんた、何なんすかぁ」と叫ぶ姿が映し出され、見る者の想像をかき立てる内容となっている。
このシーンは長回しで撮影されており、日常の悪ふざけが取り返しのつかない怪異へと変貌していく過程を、生々しい臨場感とともに描写。試写で鑑賞した関係者からも「コワすぎる」と評判を呼んでいるという。
撮影では、呪われた木にたどり着くまでのやり取りの多くを森と西山のアドリブで構成。清水監督から「堀田はもう少し強めにいって大丈夫」という演出を受けたことで、2人の掛け合いはさらにエスカレートし、リアルな緊張感を生み出した。
一方で、カットがかかるたびに森が西山へ「大丈夫だった?」と声をかけていたというエピソードも明かされており、本編の張り詰めた空気とは対照的な信頼関係もうかがえる。
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