同作は、連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)を手がけた脚本家・吉田恵里香氏が、完全オリジナルで書き下ろす令和のヒューマンファミリードラマ。動画配信でバズったことから、“家族の幸せな日常”で再生数を稼ぐ父親と、父に「NO」と言えない娘を描く。
原は、主人公の18歳大学生・多良山紀子(たらやまきこ)を演じる。小学生のころ不登校になった紀子を笑顔にしようと、パパが動画サイトで配信を始めたところ、「もうパパ!」と怒る紀子の動画が大バズり。紀子は「タラちゃんねる」の“怒りんぼ紀子ちゃん”としてネット内で知られる存在となった。紀子が学校に通えるようになってからも10年間にわたり、パパと掲げた“チャンネル登録者数100万人”を目標に、家族で活動を続けている。
しかし、「親の承認欲求」や「プライバシー」「家族のコンテンツ化」「キャラを演じる息苦しさ」などSNSに潜む問題が、大学生になった紀子の人生を直撃。大好きなパパに本音を言えない紀子に対して、パパは娘の気持ちに一切気づかず、家族の夢をかなえるため、バズる動画企画に全身全霊を尽くす。そんな中、紀子の“ある出来事”を動画のネタにしようとしたことで、親子関係に亀裂が入る大事件が発生。紀子の内に秘めた本音が弾け、多良山家崩壊と再生のカウントダウンが始まる。
原は、2009年から芸能活動を開始。22年に新海誠監督の長編アニメーション映画『すずめの戸締まり』で主人公の岩戸鈴芽役に抜てきされ、23年の映画『ミステリと言う勿れ』で「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。
――本作でGP帯連ドラ初主演ですが、オファーを受けた時のお気持ち、脚本を読んだ感想は?
6歳でデビューして、たくさんオーディションを受けて結果が出ないことが続いたので、いまだにテレビに自分が映っているだけで「うそだ~」ってなります(笑)。そんな中脚本が面白くて、楽しく読ませていただいた本作で、GP帯連続ドラマ主演のオファーをいただいたことはとてもうれしかったですし、絶対にやりたいと思いました。(主演に)見合った表現をしないといけない!と意気込んで日々撮影しています。
――紀子役をどのように捉えて演じていますか?
明るくて協調性がありますが、小さい時からいろんな人に常に見られていて、自分の見られ方に敏感な子だと捉えています。自分がどうしたいのかよりも、パパがどういう風に思うだろう?とか、チャンネルを見てくださってる人たちにとっての理想像に縛られているのかなと考え、演じています。
――解禁前のパパ役について印象はいかがですか?
約13年前、子役時代に共演させていただいていたんです。久しぶりにお会いしても変わらず素敵で、撮影中いろいろお話をしてくださったり、冷え性の私におすすめのお茶をプレゼントしてくださったり、本当にパパのように接してくださっています。フラットでいてくださるので、良い意味であまり気を張らずにリラックスして現場に臨むことができています。
――どういう方に届けたい作品ですか?
SNSが身近な昨今ですが、それを職業にしている親子の物語は、斬新で面白いなと感じました。パパの行動が予測不能で、先の展開が読めず、最初から最後までずっとドキドキワクワクしていただけると思います。

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