対談に先立ち、二宮は村竹による110メートルハードルの実演を見学した。約9メートル間隔で並ぶハードルを4歩のリズムで越えていく走りを目の当たりにし、「これを選手は何秒で走るんですか」と質問。村竹は「僕のベストは12秒92ですね」と答えた上で、「アジア記録が12秒88。あと少しなので、自国開催で日本のお客さんがたくさんいる中で更新できたら最高だよなと思います」と目標を明かした。さらに大会で目指す結果については、「もう優勝ですね」と力強く言い切った。
2025年の東京世界陸上で5位に入り、メダル争いを経験した村竹は、「よりやらなきゃいけないことが明確になった」と振り返る。海外選手の映像を分析し、自身に合う動きを模索し続けているといい、「考えることをやめないことが大事」と語り、競技力向上への飽くなき探究心をのぞかせた。
一方、数々の大舞台を経験してきた二宮は、緊張との向き合い方について「私は緊張しないタイプ」と語り、「ミスをしたらどうしようというマインドはずっとある」が、ミスを徹底的に想定することで本番に備えていると説明。「緊張と緊張感は違うものだと思っていて。緊張感を持っていれば緊張しないと思っているタイプ」と独自の考えを明かした。
これに対し村竹は、「緊張しますよ、全然」と率直に告白。最も緊張する瞬間はウォーミングアップ中だとしながらも、試合会場のトラックに立つと気持ちが切り替わるという。また、自国開催については調整しやすい利点がある一方で、「自国だからこその独特なプレッシャーもある」と吐露。パリ五輪でフランス代表選手から自国開催の重圧について聞いた経験にも触れ、「どう乗り切るか、自分のものにできるかが大事」と話した。
さらに村竹は、「僕はあまり注目してほしいタイプではないんです。静かに見守ってほしいぐらいで」と理想の応援スタイルを語ると、二宮も「声を出すことだけが応援ではない」と共感。「ラシッド選手のときはみんなが静かに見守る『ラシッドタイム』もいいよね」と、新たな応援の形を提案していた。
『アジア大会 愛知・名古屋』は16日からTBS系列で独占生放送される。

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