※以下、ネタバレ含む。
開演10分前には、メンバーによる円陣と思われる力強い掛け声がドーム中に響き、客席から大きなどよめきと歓声が上がった。「Non-Stop」で幕を開けた公演では、5周年イヤーを迎えるINIの洗練された魅力が詰まったステージを次々と展開。ツアーでは初となるバンド編成に加え、全長164メートルの巨大なV字型ムービングステージを使用するなど、東京ドームのスケールを存分に生かした迫力ある演出で観客を圧倒した。
壮大なステージの中でも、メンバーそれぞれの個性を鮮明に映し出したのが、4組に分かれて披露したユニット曲だった。
尾崎匠海、後藤威尊、佐野雄大、松田迅による「Give Me More」は、赤いライティングに包まれた、色気あふれるステージに。黒のスーツ風衣装をまとった4人は、楽曲の世界観を表情やしぐさにまで落とし込み、品のある色気でMINI(ファンネーム)の心を奪った。
池崎理人、田島将吾、西洸人による「SWING」では、重厚感のあるラップを披露。三者三様の声が互いの持ち味を引き立て合い、ダークな世界観を作り上げた。タイトルにちなみ、バットをスイングする演出も取り入れ、力強いラップに負けない迫力のあるダンスを見せつけた。
激しいステージから一転、木村柾哉と藤牧京介による「君がくれたもの」では、木村がピアノ演奏を披露した。
シュウ・フェンファンと高塚大夢による「Spin It」では、異なる個性を持つ2人の声が心地よく溶け合った。洗練されたリズムを軽やかに乗りこなし、スタイリッシュなパフォーマンスを披露。リムレス眼鏡を取り入れた装いも楽曲の雰囲気にマッチし、都会的でおしゃれな世界観を完成させた。
それぞれのユニット曲では、メンバー自身が作詞・作曲などの制作にも参加。自ら作り上げた楽曲だからこそ、一人ひとりの魅力や新たな一面が一層色濃く引き出された。11人で活動するINIではこれまで見せてこなかった表情とともに、グループが秘めるさらなる可能性を感じさせるステージとなった。
INIは、2021年に開催されたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から選ばれた11人で結成されたグローバルボーイズグループ。今年11月3日にデビュー5周年を迎え、同月14日、15日には京セラドーム大阪で同公演を開催する。


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