漂流物を収集・観察する「ビーチコーミング」を趣味にしているXユーザー・Dennyさんが発見した、謎の「頭だけフィギュア」がXで注目を集めています。
1度だけの発見なら「たまたま頭が取れたのかな?」と思いますが、実はDennyさんがこの状態のフィギュアを発見するのは今回で3度目。いったいこの頭だけフィギュアって、何……?
■ 5年で3回 福岡・玄界灘沿岸で拾った「ルパンの頭」の正体は
Dennyさんが投稿したのは、ルパン三世の“頭だけ”フィギュア。福岡・玄界灘沿岸に流れ着いたものだといいます。
サイズは10mmほど。くすんだクリーム色をしていて、砂浜をつぶさに観察しながら歩いていないと、絶対に見逃してしまうデザインです。
Dennyさんがこの「ルパンの頭だけフィギュア」を発見したのは、今回が3度目。最初に発見したのは2021年の4月、2つ目を拾ったのは2023年です。場所はいずれも福岡・玄界灘沿岸ではあるものの、海岸はそれぞれ違うとのことです。
立て続けではないにせよ、頭だけのフィギュアを5年で3つ。何かの呪いか?と思わずにはいられない状況です。
さすがに気になったDennyさんが「どんな売られ方してるのかいい加減知りたい」というコメントを添えて画像をXに投稿すると、6.4万件を超えるいいねが集まる結果に。
その中で「ビーチコーミング辞典」を執筆している林重雄氏からのリプライがヒントになって、この頭の正体が「ポリヘッド」と呼ばれる昭和のおもちゃだと判明しました。
■ 20円ガチャの「ポリヘッド」 頭だけが出てくる、不気味なハズレ景品
「ポリヘッド」は1970年代にあった20円ガチャのハズレ枠。キャップ代わりに鉛筆に装着できる……といったギミックもなく、本当にただ頭だけだったそう。つまり最初から身体はついていません。
カプセルにすら入っておらず、ハンドルを回すとただの頭がごろんと転がり出てくるのだとか。少し怖いですね。
ルパン三世以外にもさまざまなシリーズが展開されており、Dennyさんは過去に「世界の妖怪」というシリーズのポリヘッドを拾ったこともあったようです。
頭だけフィギュアの正体を知った瞬間について、Dennyさんは「衝撃的でした!」と話します。
「ごみと言ってしまえばそれまでなんですが、ひょっとして私の人生よりも永く海を漂っていたのかもしれないと思うと頭が下がる思いでした」(Dennyさん)
1970年代に流行ったおもちゃが、海を漂って2020年代に発見される。ガチャのハズレ景品だそうですから、当時の子どもが「こんなのいらねー」と川か海に捨てたのかもしれません。あるいは水辺で取り出して、うっかり落としてしまったのかも……?
小さな頭だけフィギュアにほんのりにじむ、知らない誰かの歴史。漂流物の世界はロマンがいっぱいです。
※初出時、フィギュア頭部の大きさを「10cm」と記載しておりましたが、「10mm」の誤りでした。訂正してお詫びいたします。(5月31日更新)
<記事化協力>
Dennyさん(@De2_trash_rush)
(ヨシクラミク)
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