小学生野球の高円宮賜杯第46回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは10日、松山中央公園野球場(坊っちゃんスタジアム)などで3回戦が行われ、3度目の優勝を狙う多賀少年野球クラブ(滋賀)が14-7でレッドサンズ(東京)に勝った。
木屋瀬バンブーズ(福岡)は2-1で大住クラブ(京都)を破って2年連続の8強入りを果たした。
11日は準々決勝が実施される。
▽多賀少年野球クラブ(滋賀)14-7 レッドサンズ(東京)
1番で生き生き
多賀少年野球クラブの打線を勢いづけたのは、今大会に入って初めて1番を任された松下慶だった。一回、中前打で出塁すると守備の乱れを突いて生還し、先制点をもたらした。二回には、追い込まれながらやや低めのボールを捉えて左越え本塁打とした。
松下は「僕が決めてやろうと思って打った。流れを持ってこられるので(1番は)いい役割だと思う」と新しい打順で生き生きとしている。
辻正人監督は「調子が良くて雰囲気を作ってくれるから1番にした。バットコントロールもいい」と期待に応えた松下を賞賛した。
松下は四回には、走者のスタートを見てたたきつける打撃で中前に2点適時打を放った。辻監督は「子供たちでサインを出し合っている。勝ったのは自分たちで試合を運んでいったから」と戦いぶりに手ごたえを口にした。チーム一丸となった戦いで、3度目の優勝を狙う。
▽木屋瀬バンブーズ(福岡)2-1 大住クラブ(京都)
永嶋「迷いなく投げるだけ」
木屋瀬バンブーズの永嶋璃陽斗が5回1失点の力投で、チームを2年連続の8強へ導いた。
大会規定の球数制限1試合70球をにらみ、4イニング56球で降板。最終回の六回に再登板し、三者凡退で切り抜けた。最後の打者との勝負で70球を超え、アウトが取れなければ降板を余儀なくされるところだった。
六回2死で中川芳生監督から「お前ならいける。大丈夫。あと1個頑張れ」と声を掛けられた。永嶋は「迷いはなくただ投げるだけ」と大住クラブの主砲、高崎の内角を攻めて右飛に打ち取った。
昨年までは内野手で、本格的に投手を始めたのは5年生の終わりから。内野手として培った強いスナップを生かした伸びのある速球が持ち味だ。投手の時は「絶対に抑える」。内野手では「ピッチャーが投げやすいように、一球一球声を掛けたい」とチームの中心に座る。
1週間の球数規定もあるため、永嶋がこの大会で投げられるのはあと70球。「いつも通りしっかり仕事をして、みんなと勝ち上がっていきたい」と準々決勝に投手としての全てをぶつける。(鈴木幸来)











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