炎天下で活動した翌日、なんだか具合が悪いなと感じたことはありませんか? もしも身に覚えがあるのなら……それ「時間差熱中症」かもしれません。

熱中症は炎天下で活動している最中に起こるイメージがあるけれど、しばらく経ってから不調があらわれる「時間差熱中症」も多いのだとか。
そうならないためにも、今日からさっそく対策を立てていきましょう!

【具体的な症状は?】
暑熱環境で活動したあと、数時間から数日後に体調不良が起こる「時間差熱中症」。大正製薬が全国の20代以上の男女731名を対象におこなった調査では、約3人に1人が「活動中ではなく数時間後や翌日になって体調不良を感じた経験がある」と回答していました。そういや私も、野外フェスの翌日に具合が悪くなったっけ……。

時間差熱中症の主な症状は、頭痛、倦怠感、吐き気、めまい、体のほてり、食欲不振など。また、次のような様子が見られる場合は注意が必要なのだとか。

■時間差熱中症を疑うべき症状
・顔が赤い、または顔色が悪い
・ぼーっとしている
・返事が遅い
・動きが鈍い
・強い眠気がある
・頭痛や吐き気を訴える
・食欲がない
・普段より口数が少ない
・帰宅後にぐったりしている
・帰宅後も「疲れた、疲れた」と言っている
・暑さに暴露されてから、痛い部分が残っている
・翌朝までだるさが残っている

これらは単なる疲労に見えることもありますが、暑熱環境で失われた水分・電解質・エネルギーが十分に補われていないサインである可能性も!

【自分はなりやすい? リスクチェックもしておこう】
熱中症は、本人が不調を自覚した時点ではすでに症状が進んでいることもあるそうです。時間差熱中症リスクチェックテストを参考に「時間差熱中症になりやすいかどうか」かチェックしておきましょ!

①生活・環境
□猛暑日が続く中でも、屋外での活動や作業をすることがある
□暑い屋外と冷房の効いた室内を、頻繁に行き来することがある
□就寝時の室温が高く、寝苦しい夜が続いている
□睡眠不足や疲労がある日でも、予定通り屋外活動をすることが多い

②水分・食事補給
□屋外活動の日でも、朝食(または昼食)を抜くことがある
□活動中、のどが渇いてから水分を飲むことが多い
□水分補給は水やお茶だけで、塩分・電解質の補給はほとんどしない
□活動後に水・電解質を補給する習慣がない

③体温調節・発汗
□運動不足やデスクワーク中心で、日常的にほとんど汗をかかない
□冷房で体が冷えすぎることがある
□急に汗が出なくなる、または止まらないなど、発汗の乱れを感じることがある

④意識・行動
□暑くても「まだ大丈夫」と思い、休憩を後回しにしがちだ
□体調が悪くても周囲に言い出しにくく、無理をすることがある

⑤経験・自覚症状
□帰宅後にぐったりしても「疲れただけ」と思い、特に対処しないことが多い
□屋外活動後に、頭痛・だるさ・吐き気・めまいを感じたことがある
□屋外活動後の夜や翌朝に、体調不良を感じたことがある

<結果診断>
0~3個:リスク低
現時点での時間差熱中症リスクは比較的低い状態。ただし、猛暑日や体調不良の日は油断せず、水分・電解質補給を意識しましょう。

4~7個:リスクあり・要注意
いくつかのリスク要因が重なっています。過信せず、帰宅後の体調変化にも注意を払いましょう。

8~11個:リスク高・積極的な対策を
複数のリスク要因が重なっており、時間差熱中症が起きやすい状態。水分・電解質補給、休憩、睡眠環境の改善など、複数の対策をいますぐ始めることが重要。


12~16個:リスク非常に高・今すぐ見直しを
リスク要因がそろっているため「症状が出てから対処する」では遅い可能性があります。日常的なケアを根本から見直してください。

【時間差熱中症にならないために気をつけたいこと】
時間差熱中症にならないようにするには、どうしたらいいのか───。熱中症に詳しい医師である谷口英喜先生のアドバイスはこちら~!

■時間差熱中症にならないための対策は?
・前日は十分な睡眠をとる
・当日は朝食を抜かず「水・電解質・糖分」を補うことを心がける
・食欲がない or 時間がないならパックのゼリー飲料などでもOK
・活動中はのどが渇く前に水分補給
・30分以上の運動・作業を行う場合は「電解質と糖分を含む飲料」を取り入れる
・液体と微細な氷が混ざったシャーベット状の飲料「アイススラリー」で深部体温を下げる
・活動後は早めに休養

先生いわく、帰宅後の「いつもと違う」を見逃さないことが大切なのだとか。子どもや高齢者は、自分の体調変化をうまく言葉にできないことがあるので、注視しておくといいかもしれません。

参照元:大正製薬、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ

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