脳科学者の黒川伊保子先生が、脳の成長ステージに合わせた「親子の関わり方」について教えます。
■Q.息子がおもちゃを片づけません。
整理整頓の力をつけるには?
脳と空間は連動しています。このため脳が違えば、快適な空間のありようも違います(夫婦でも違うから、ムカつくわけですね)。特に理系傾向の強い男の子の脳にとっては、あっちこっちにおもちゃが散らばっている状態も、ちゃんと把握されデザインされた「美しい空間」。彼らの脳は、おもちゃへの距離を測ったり、遠近の見え方の違いを楽しんだり、構造や質感を予想して確かめることを楽しんでいます。
理系脳を育てたかったら、いっそ遊びコーナーを作って、何日も片づけないことをおすすめします。園や学校で、自宅で作成中のレゴの作品を思い浮かべ、帰ったらああしよう、と想像して実行すると、数学や物理学の仮想空間を操る能力や設計力が育ちます。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。

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黒川 伊保子(くろかわ・いほこ)

脳科学・AI研究者

1959年、長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピュータメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。1991年に全国の原子力発電所で稼働した、“世界初”と言われた日本語対話型コンピュータを開発。
また、AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者。近著に『共感障害』(新潮社)、『人間のトリセツ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(講談社)など多数。

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(脳科学・AI研究者 黒川 伊保子 構成=大西洋平)
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