サントリービバレッジ&フードの上期(12月期)決算は増収増益となった。

 売上収益は前年同期比11.6%増の8999億円、営業利益は3%増の740億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は2.3%増の421億円。


 売上収益は積極的なマーケティング投資の効果によりコアブランドと新商品の販売数量が増加したことが寄与。

 営業利益については、中東情勢による約60億円のコスト増を含むコスト高騰や積極的な投資による減益分を前述の増収効果と為替の影響により増益となった。

 最大セグメントの日本では、飲料市場の1-6月販売数量が2%減と推定される中、同社の販売数量はコアブランドと新商品「ギルティ炭酸NOPE(ノープ)」などが寄与して2%増となった。

 日本での数量成長について、8月6日、決算説明会で木村譲介社長は「市場を4ポイント程度上回り、想定通りのいい形で着地できた。その理由の1つはコアブランドをずっと磨き続けて、営業、生産のバリューチェーン全体に関わるメンバーが販売数量を伸長させることに全力で取り組んでいることが一番大きい。その上で、『NOPE』や自販機専用商品などを積極果敢にやったことがうまく機能した」と振り返る。

 日本の業績は、売上収益が4.6%増の3601億円、セグメント利益が16.8%増の213億円。売上収益は2025年10月に実施した価格改定の効果も寄与した。

 売上収益は、為替による後押しもあり欧州・アジア・オセアニア・米州の全海外セグメントでも増収となった。

 欧州は、フランスの砂糖税増税の影響を受けた一方で、フランス・英国を中心に注目度の高いスポーツを軸としたマーケティング投資が販売数量増に寄与。ブランドの信頼や存在感を高め中長期的なブランド資産の強化にもつなげられたという。

 アジアでは、ベトナムで主力の「ペプシコーラ」などが想定を上回る効果を創出したほか「BOSS Coffee Energy」を通じてエナジーカテゴリへの展開を図るなどの効果的なマーケティング投資により想定を上回る販売数量増となった。


 「BOSS Coffee Energy」は好評を博しているという。「コーヒー豆から作られたエナジードリンクということでお客様に非常に響いている。オールサントリーの技術を活用して新しい市場を作っていきたい」と意欲をのぞかせる。

 日本の「GREEN DA・KA・RA」の知見を取り入れて開発され3月にタイで新発売した水分補給飲料」「SUNTORY Hy! WATER LOCK」も好評を博しているという。

 オセアニアは、主力のエナジーカテゴリが競争激化の中でも堅調に推移したことに加え、アルコールRTDを販売開始したことが寄与したことで想定を上回る増収を記録。

 米州も、水カテゴリの導入減を機能性新商品やスポーツ飲料の伸長が寄与して想定を上回る増収となった。

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