インテルの右サイド補強が難航している。

 今夏の移籍市場でオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースがレアル・マドリードへ移籍したインテル。
この流出を受け、クラブはアタランタに所属するイタリア代表DFマルコ・パレストラ獲得に動いたものの、土壇場で横やりを入れたチェルシーとの獲得レースに敗北。

 そのため、パレストラに代わる新たな補強候補としてユニオン・サン・ジロワーズに所属するイスラエル代表MFアナン・ハライリとの交渉をスタートし、個人間に加えてクラブ間でも3000万ユーロ(約55億5000万円)と言われる移籍金で合意に至った。

 そして、ハライリは移籍に向けたメディカルチェックを受診したが、このメディカルチェックで問題が発生した。

 インテルのジュゼッペ・マロッタ会長は13日に行われた会見の場で同選手の破談を明かした。イタリアメディア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

「ハライリの獲得交渉を進めていましたが、彼はメディカルチェックを通過できませんでした。CONIからその旨の通知があり、皆さんに報告することにしました」

「イタリアではメディカルチェックに関する規定が非常に厳格です。したがって、これはクラブが選択したことではなく、単に受け入れざるを得ないことなのです。選手の健康を守るためのものですから」

「CONIから許可証が発行されない場合、イタリア国内での公式なスポーツイベントに参加することは認められません」

「非常に残念です。多大な努力を重ねて交渉を進めてきましたが、残念ながら今は代わりの選手を検討しなければなりません」

 イタリアのクラブに加入する前には、CONI(イタリアオリンピック委員会)による厳格な心臓負荷検査(ストレス・テスト)を受ける必要があり、ハライリはそこで異常が指摘されたという。

 イタリアのスポーツ界では心疾患などに関する厳格な規定が設けられており、過去には植え込み型除細動器(ICD)を装着しキャリアを継続するクリスティアン・エリクセンやエドアルド・ボーヴェが同国内でプレーが許可されず、プレーが認められている海外リーグへ移籍を余儀なくされていた。

 思わぬ形でハライリ獲得に失敗したインテルは、再び右サイドの補強に動く構えだ。

編集部おすすめ