◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上拓真―同級1位・那須川天心(9月27日、トヨタアリーナ東京)

 WBC世界バンタム級王者の井上拓真(30)=大橋=と同級1位の那須川天心(27)=帝拳=が、9月27日にトヨタアリーナ東京で開催される「Prime Video Boxing 16」で再戦することが23日、発表された。

 両者は昨年11月24日の王座決定戦(トヨタアリーナ東京)で対戦。

井上拓が3―0(2者が116―112、1者が117―111)の判定で勝利し、1年1か月ぶりに世界王座に返り咲いた。那須川はキック時代を含め格闘技キャリア55戦目にして、初めての黒星を喫した。307日ぶりの再戦となる。

 那須川は今年4月11日に再起戦に臨み、WBC世界同級挑戦者決定戦で元世界2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に9回終了TKO勝ち。王座への挑戦権を獲得し、再び世界ランク1位に浮上した。

 井上拓は5月2日、東京ドームで元世界4階級制覇王者・井岡一翔(志成)の挑戦を受け、3―0(120―106、119―107、118―108)の大差判定勝ち。日本男子初の5階級制覇を目指したレジェンドに完勝し、初防衛に成功した。

 那須川はエストラダ戦後のリング上で「これでリベンジの切符をつかんだ。リベンジしてみんなに応援してよかったと思われる選手に必ずなる」と井上拓へのリベンジを誓い、一夜明け会見では「(KO勝利は)もちろん。預けたものが大きいので、変な決着では終われないと思っている」と宣言していた。

 一方の井上拓は、井岡戦翌日の会見で「ファンの皆さまがワクワクするようなカードをやっていきたい」と話していた。

 戦績は井上拓が22勝(5KO)2敗、那須川が8勝(3KO)1敗。

 ◆井上拓真(いのうえ・たくま)1995年12月26日、神奈川・座間市生まれ。30歳。綾瀬西高では高校総体など2冠。2013年12月プロデビュー。15年7月、東洋太平洋スーパーフライ級王座獲得。18年12月、WBC世界バンタム級暫定王座獲得。23年4月、WBA世界バンタム級王座決定戦でソリス(ベネズエラ)を破り王座を奪取。24年10月に同王座3度目の防衛戦で堤聖也(角海老宝石)に敗れ王座陥落。25年11月、那須川天心(帝拳)との王座決定戦を制しWBC世界同級王座を獲得。26年5月に井岡一翔(志成)を下し初防衛。身長164センチの右ボクサーファイター。

 ◆那須川 天心(なすかわ・てんしん)1998年8月18日、千葉・松戸市生まれ。

27歳。5歳で極真空手を始め、小学5年でジュニア世界大会優勝。2014年、15歳でキックボクシングでプロデビュー。15年にRISEバンタム級王座を獲得。16年からRIZINで総合格闘技に挑戦。キック42戦全勝(28KO)、総合格闘技4戦全勝、キック・総合ミックスルール1戦1勝の格闘技47戦全勝でボクシングに転向し、23年4月にデビュー。24年10月、WBOアジアパシフィック・バンタム級王座獲得。家族は両親、妹2人、弟。身長165センチの左ボクサーファイター。

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