◆第108回全国高校野球選手権大会第4日 ▽1回戦 青森山田6-5遊学館(8日・甲子園

 11年ぶり7度目の出場となる遊学館(石川)は青森山田に猛追もあと一歩届かず、初戦敗退となった。前回出場の2015年夏以来となる甲子園白星には、届かなかった。

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 遊学館は0-6の劣勢から4回、2点差に追い上げ、その裏にはエースナンバーを背負う左腕・石坂和享(わこう)投手(3年)が3番手で救援。5イニングを1安打無失点7Kの快投を演じ、ナインを鼓舞したが、わずかに1点差で敗れた。

 「(登板時は)嫌な流れだったが、自分のボールを投げることに集中して、甲子園のマウンドを楽しもうと思った」

 スライダーの切れも十分で「三振を取れて、ノッていけた。甲子園のマウンドは楽しく、とてもいい経験だった」。3年春には初めてエースナンバーを背負ったが、夏の石川大会では背番号11。好投を続け、背番号1に復権した。

 「今までは、1番を背負った時には責任感が強く、『自分が抑えなきゃ』と思っていた。今は、『この瞬間、集中するように』と責任感の方向を間違えなくなったなと思います」

 2日前の練習ではシート打撃に登板。1死しか奪えず、味方の打線に打ち込まれた。「自分が投げて、抑えないとダメだと思ってしまった。そこを改善して、自分の投球をすればおのずと結果は出てくると思ったんです」

 大学でも野球を続ける意向。エースナンバーを背負ったからこそ、学べたことがある。

貴重な経験は必ず、大いなる人生に生かす。(加藤 弘士)

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