25日(日本時間26日)に死去した米国を代表する大物カントリー歌手で女優のドリー・パートンさん(享年80)の死因が明らかになった。

 パートンさんの広報担当者が米メディアに寄せた声明で「がんと短期間闘病した末」と発表した。

がんの詳細については明らかにしていない。

 1946年、テネシー州ピットマンセンター生まれのパートンさんは、全世界で1億6000万枚以上のアルバムを売り上げ、史上最も売れた女性カントリーミュージックアーティストである。彼女のデビューアルバムは1967年の「ハロー、アイム・ドリー」で、その後「オールウェイズ・ラブ・ユー」「ジョリーン」など数々のヒット曲を世に送り出した。「オールウェイズ・ラブ・ユー」は、1992年の映画「ボディガード」で主演したホイットニー・ヒューストンがカバーしたことでも有名だ。

 また80年には女優として映画界にも進出。同年ジェーン・フォンダと共演した映画「9時から5時まで」、1989年の「マグノリアの花たち」など多数に出演した。

 そのキャリアを通して、エミー賞1回、グラミー賞11回、カントリーミュージック協会賞10回、アカデミー・オブ・カントリーミュージック賞7回、アメリカン・ミュージック・アワード3回を受賞し、米アカデミー賞にも2回ノミネートされ、名誉オスカーも受賞した。彼女は、カントリーミュージック協会の年間最優秀エンターテイナー賞を受賞したわずか7人の女性アーティストのうちの1人であった。

 私生活では1966年5月にアスファルト舗装業を営むカール・トーマス・ディーン氏と結婚。ディーン氏は表舞台に出ることを避け、約60年にわたり妻を支えてきた。2人に実子はいなかった。

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