◆天皇杯サッカー全日本選手権▽2回戦 清水2-1FC大阪(26日・アイスタ)

 J1清水はJ3のFC大阪と対戦し、延長戦の末に2―1で勝利。3大会連続の3回戦進出を決めた。

昨年6月から長期離脱していたDF高橋祐治が、昨年6月21日のアウェー・名古屋戦以来、1年2か月5日ぶりとなる公式戦復帰。120分間を戦い抜き、白星に貢献した。

 「公式戦復帰できたことはうれしいです。ただ、プレー面ではまだまだだなと感じました」。昨年6月の名古屋戦で相手選手と接触し、左膝前十字靱帯(じんたい)断裂、同半月板損傷の重傷を負った。復帰まで431日。長いリハビリを経て、ようやく公式戦の舞台に戻ってきた。

 高橋の復帰を待っていたのは、チームだけではない。試合中には高橋のゲートフラッグが掲げられ、チャント(応援の掛け声)が何度もアイスタに響いた。「すごく届きましたし、やはりみんな僕のことを待っていてくれたんだなと思いました」。その声援に応えたかったからこそ、復帰だけでは満足できなかった。「もっといいプレーを見せたかったですが、きょうは見せられなかった。

もっともっとコンディションを上げていきたい」

 今季はリーグ戦3試合でベンチ入りしたものの、出場機会はなし。練習試合を重ねながら実戦感覚を取り戻し、この日の復帰につなげた。187センチの高さを持つセンターバックは、前半14分には右CKから相手を抑えながら頭で合わせ、ヘディングシュートを放つ場面も。延長30分を含む120分間プレーし、長期離脱からの復活への第一歩を踏み出した。吉田孝行監督も「祐治に関しては再スタート。試合勘を取り戻したら、もっともっと良くなると思う」と今後に期待を寄せた。

 リーグ戦では2連敗中。優勝を目指すチームにとって、苦しい時期を迎えている。高橋は「今、チームは苦しい状況ですが、みんなで乗り越えていける。リーグ戦で必ず勝って、いい状況になれるように頑張りたい」と力を込めた。

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