サントリービバレッジ&フードは、「GREEN DA・KA・RA」ブランドの熱中症対策啓発活動「こども気温」を強化する。
2026年は「水分補給と日傘で、夏を耐えるものから楽しめるものへ」を掲げ、子ども向け日傘も展開する小川や花王「ビオレ」と連携。
同社は2023年、ウェザーマップ社との共同検証で、子どもの高さの温度は大人より約7℃高くなる場合があることを確認し、この暑熱環境を「こども気温」と名付けている。25年5~9月の東京では「こども気温」換算で酷暑日に相当する日が50日以上に上ることも分かり、水分補給に加え、「暑さから逃げる」「体を冷やす」を含めた啓発活動を強化している。
今回の取り組みでは、初めて猛暑の中で通学する小学1年生に着目した。下校時間帯は気温が高く、大人の目も届きにくいことから、重点的に啓発する。
開催初日の7月8日には、世田谷区立瀬田小学校で取材会および出張授業を開催した。同社ブランドマーケティング本部の稲垣亜梨沙課長は、「猛暑化を受け、水分補給だけでなく『暑さから逃げる』『体を冷やす』ことも重要になっている」と説明。「飲料だけでは実現できない『暑さから逃げる』対策を、日傘や冷却アイテムと組み合わせて提案する」と連携の狙いを語った。
「こども気温 教室」では、小学1年生を対象に、同部の小出桃花氏が講師を務めた。「こども気温」や熱中症について説明し、「こまめな水分補給」「暑さから逃げる」「体を冷やす」の3つを呼びかけた。
児童には、「GREEN DA・KA・RA」「kukka hippo 子ども日傘」「ビオレ 子どもも使える冷タオル」の「こども気温対策アイテム」を贈呈した。続いて、小川営業部営業統括の小川太志氏が、日傘の安全な開き方や前方を確認できる差し方、人との距離を保つことなどを実践形式で指導した。
サントリーは日傘を「持ち歩ける日陰」と位置付け、通学時の熱中症対策として活用を提案する。同社の調査では、約8割の保護者が日傘は有効と考える一方、実際の利用は約2割にとどまり、安全面への不安などが普及の課題となっている。
また、子どもへの啓発だけでなく家庭への波及も重視する。授業では対策アイテムや啓発冊子を配布し、家庭全体で熱中症対策への理解を深めてもらう考えだ。
教室は、世田谷区立瀬田小学校(東京都世田谷区)、江戸川区立篠崎第四小学校(東京都江戸川区)、淑徳小学校(東京都板橋区)で実施する予定。また、2021年から行っている小学生向けの熱中症対策授業においても、今年から「日傘」の利用を啓発。約270校、約2万人を対象に展開し、家庭への波及も図りながら、熱中症対策の定着を目指す。









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