ニッスイは今秋、4~6月の実績で前年同期比29%増と好調に推移するワンプレートシリーズ「まんぞくプレート」に新たなフレーバーを投入する。同シリーズの好調をけん引する1人前の冷凍どんぶり「まん福どん」を拡充するもので、新味として「天丼」「中華丼」を発売し、さらなる需要の拡大を目指す。
同社の26年度第1四半期(4~6月)実績は、家庭用・業務用ともに堅調に推移し、食品トータルでも前年を上回った。家庭用冷凍食品のうち、調理品はワンプレートが伸長し全体をけん引し、価格改定による数量減を全体でカバーし前年を上回った。農産品は茶豆が好調に推移も国産ほうれん草の原料不足の影響を受け、全体で前年並みとなった。発表会で、あいさつに立った中野博史取締役執行役員 食品事業執行は、「価格改定による数量減が見られたが、ワンプレートの伸長など、食品全体で前年を上回ることができた。
秋冬では『変化に応え、新しい“食”でお客様を支えます』をコンセプトに、生活者、食行動、売場の3つの変化にスポットを当て、楽しい時間や喜びを感じてもらえる価値のある商品を充実させた」と語った。日配品なども加えた秋冬新商品は計50品。うち新商品は37品で年間販売目標は45億円、リニューアル品は13品で同27億円。
秋冬新商品のコンセプトに掲げるのは、「カラダを整える」「作る楽しさ」「ココロを満たす」――3点。この3点を軸に、魚・野菜摂取機会の減少や、手作り×市販品の加工内食の拡大、調理の手間軽減と食卓満足の両立などに対応を図った。
インテージによれば、25年度のワンプレート市場は268億円で、22年度の120億円から2倍以上拡大している。市場拡大をけん引するのが、男性の支持で、今春「まんぞくプレート」の新ラインとして投入した「まん福どん」シリーズの「かつ丼」も男性を中心に高い支持を獲得している。さらなる需要拡大に向け投入するのが、「まん福丼 天丼」「同 中華丼」で、説明に立った熊谷憲一営業企画部長は「3品体制で男性の需要をさらに拡大していく」と強調した。「天丼」はエビ・イカ・れんこん・いんげんの4種の具材の天ぷらを盛りつけたボリューム感のある天丼。蕎麦割烹倉田 倉田政起シェフによる監修品。280g。「中華丼」ははくさい・にんじん・たけのこ・きくらげ・チンゲンサイ・豚肉とエビの7種の具材で彩りよく仕上げた中華丼。中華料理「スーツァン・レストラン陳」の井上和豊シェフによる監修品。300g。
同じく「ココロ満たす」商品として投入するのは、「わが家の麺自慢 満たされ野菜 クリーミーちゃんぽん」で、拡大する冷凍中華麺市場において、伸長する40歳代以上女性層へのアプローチを強化する。仕事と育児の両立など多忙から、野菜摂取が不足しがちな40歳代前後の女性に向け開発した商品で、1.5食分(175g)の野菜が摂れる。
また「カラダを整える」商品として「今日のおかず あじの南蛮漬け」を発売。「今日のおかず」は、「魚を食べたいニーズ」に応える魚惣菜シリーズで、肉メニュー中心の冷凍惣菜売場に、人気の「あじの南蛮漬け」を商品化し、魚惣菜の選択肢拡大を目指す。骨とりしたアジを4切れ入れ、玉ねぎ・にんじんを加えた。水産惣菜に野菜をプラスすることで、健康も意識した手軽で満足感のあるメニューを提案する。170g。
〈冷食日報 2026年7月21日付〉









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