一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる!
生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。
単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。
仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。
どうしようもない僕に天使が降りてきた
さて、ど素人にもかかわらず、6席の寿司おまかせを1人で回すという大仕事を承ってしまったヤマモト。席は午後6時、8時、もっとお客さんが来れば午後10時も開けるという3回転システム。
それまで巻物はたくさんつくっていましたが握りはほぼ未経験で、本当に大丈夫なのか?と自分を疑う気持ちもありましたが、第一号のお客様はインドのチャーリーズエンジェルズ!!今も忘れることができません。
まるでカウンターに美しいお花が咲いたかのような3人組。大の仲良しで、素直な心の持ち主なのが伝わってきました。
当時の私の技術は今以上に低く、全て見よう見まねだったので到底良い出来栄えとはいえない寿司だったはず。それでも、大絶賛の言葉ととびきりの笑顔を残して帰っていってくれました。
それだけでも涙が出るほどにうれしかったのですが、最後の最後で、仕事終わりに一緒に遊ぼうよ!と誘ってくれたあたりに人間性が滲み出ていて、彼女たちの姿が見えなくなった後に少し泣いた思い出があるのです。
今もまだまだ修業の身の上、何にもわからないままに寿司をつくっている私ですが、彼女たちは私の人生を励ますために降りてきた天使だったのでは?と今も思っています。
またいつか会えたらいいなと心から思う、すてきなギャルズでした。
作者:ヤマモトレミ
1989年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でInstagramを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。アメリカで食っていくために寿司をやっていくことを決意し、週4ブルックリンで寿司をつくっています。
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