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東武鉄道など6社は、2026年7月15日、東武東上線池袋駅・上板橋駅へウォークスルー型の「顔認証改札」を導入しました。東武・日立が共同で進める生体認証サービス「SAKULaLa」を活用し、対象区間のPASMO定期券所持者を対象に、いわゆる「顔パス」での鉄道乗車を可能にします。

池袋駅の顔認証改札には片側2つずつカメラが搭載されており、通過者の顔を読み取れるようになっています。担当者によりますと、マスクや帽子を付けたままでも読み取りには問題ありませんが、マスクとサングラスの組み合わせのように顔を覆う部分が増えると読み取れなくなるようです。通過速度は、一方向なら交通系ICと遜色ないレベルとのこと。

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顔認証改札には片側2つずつカメラを増設(反対側のカメラは逆向き)。交通系ICカードのリーダーは覆われており、顔認証以外の方法では通過できないようになっています

東上線の顔認証改札を利用するには、事前に「SAKULaLa」へ顔やPASMO定期券の登録が必要です。また、入場駅と出場駅の両方が顔認証改札対象駅である必要があるため、現時点では「池袋で乗車・上板橋で下車」(またはその逆)でしか利用することはできません。たとえば「(定期券区間内の)川越や朝霞台からPASMO定期券で入場して池袋で顔認証改札を通って出場」といったケースでは弾かれます。

すでに全駅へ導入している東武宇都宮線と異なり、東上線での利用はかなり限定的なものになります。今後、各駅への顔認証改札の設置が進めば、利用区間も増えて利便性が増していくでしょう。実際の使用感を見ると、ベビーカーなどで両手が塞がれていても問題なく通過できており、かばんやポケットから定期券を取り出さなくて済むメリットは意外にあるように感じられました。

【参考】SAKULaLaを活用した顔認証改札の導入実績・計画

2025年11月13日:東武宇都宮線と栃木駅の全12駅にて独立型タブレットを用いた顔認証改札の稼働開始
2026年5月27日:東武宇都宮線 東武宇都宮駅にてウォークスルー型顔認証改札の稼働開始
2026年7月15日:東武東上線 池袋駅・上板橋駅にてウォークスルー型顔認証改札の稼働開始
2026年9月まで:東武アーバンパークライン 船橋駅・馬込沢駅にてウォークスルー型顔認証改札の稼働開始
2026年度中:ICと併用できる顔認証改札機の開発・東武線の一部路線に導入
2027年度以降:東武線における設置箇所の拡大、東武鉄道以外の鉄道事業者への導入拡大をめざす

既存の改札機に後付けすれば低コストで実装可能

今回導入される顔認証改札の最大のポイントは、既存の改札機にカメラを「後付け」し、「SAKULaLa」とネットワーク接続するだけでウォークスルー型の顔認証システムを構築できる点にあります。オムロン、日本信号、東芝の改札機に対応しているため、様々な鉄道事業者が低コストかつスピーディーに導入することができます。

東武・日立は駅周辺の商業施設や飲食店などへの「SAKULaLa」導入を推進しており、お買い物や施設の入退館、本人確認など利用シーンが増えていけば、移動から買い物までまるっと手ぶらで楽しめる「SAKULaLa経済圏」が生まれる日も来るかもしれません。

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鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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