ハイドレーションブレイクへの批判は続く Photo/Getty Images
広がる反発
2026年ワールドカップで導入された給水タイムが大きな議論を呼んでいる。
FIFAは北米の厳しい夏の暑さ対策として、今大会の全104試合でハイドレーションブレイクを実施している。
最も大きな不満として挙がっているのが試合の流れへの影響である。試合途中で必ずプレイが中断されるため、攻勢に出ているチームの勢いが削がれたり、ゲームのリズムが変わったりするケースが指摘されている。特に高い強度で試合を進めるチームにとっては無視できない要素となっているようだ。
オランダ代表主将のフィルジル・ファン・ダイクも、この制度に懸念を示した一人だ。同選手はハイドレーションブレイクによって試合本来の流れが分断されているとの見方を示しており、選手側にも複雑な思いがあることがうかがえる。
さらに批判派からは「実際にはテレビ広告を流す時間を確保するためではないか」との声も上がっている。北米市場はFIFAにとって極めて重要な商業マーケットであり、給水タイムが放送上の利益を生み出す側面を持つことは否定できない。そのためSNS上では「選手のためなのか、スポンサーのためなのか」と疑問視する意見も見られている。
安全性と試合の連続性、その両立をどう図るのか。ハイドレーションブレイクを巡る論争は大会期間中も続いていきそうである。

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