2ゴールの活躍を見せた主将のティーレマンス photo/Getty Images
後半終了間際の3分間で同点、そして延長戦で逆転
MATCH 82 ラウンド32
2026年7月2日 5:00キックオフ(会場:シアトルスタジアム)
ベルギー 3-2 セネガル
GLで苦戦を強いられるも、ともに最終節で攻撃陣が覚醒。グループGをなんとか首位通過したベルギー代表と、グループIの3位に滑り込んで突破したセネガル代表がラウンド32で相見えた。
お互いに中4日でこの一戦に臨む中、ベルギーは前試合からスタメンの変更はなし。強力な2列目には、引き続きケビン・デ・ブライネ、レアンドロ・トロサール、ジェレミー・ドクが名を連ねている。一方、セネガルは3名変更。前試合のイラク戦で途中出場ながら2ゴール1アシストの活躍を見せたパプ・ゲイェに加え、パテ・シスとイリマン・エンディアイェが頭から起用されている。
最初に決定機を迎えたのはセネガルだった。13分、左サイドの深い位置まで侵入したイスマイル・ヤコブスが、ダイレクトでクロスを入れる。このクロスに対して、ベルギーの守護神ティボー・クルトワが少し前に出て弾き出そうとしたが、ゴールから逃げるようなボールであったため、触れはしたものの弾き切ることができない。すると、中途半端になったボールにイスマイラ・サールが反応。ただ、ボールとの距離が近すぎて、しっかりミートすることができず、さらにこぼれ球を押し込もうとしたが、体勢が崩れていたため、ネットを揺らすことはできなかった。
さらにセネガルは24分、アタッキングサードに入ったところで右から左へ展開。サディオ・マネが中央へクロスを入れると、これをサールが頭で合わせる。このシュートはポストに弾かれたものの、こぼれ球をアビブ・ディアラが押し込み、セネガルが先制点を奪った。
その後、セネガルはマネなどにシュートチャンスが訪れたが、追加点を奪うには至らず。対するベルギーも、トロサール(右→左)とドク(左→右)のポジションを途中で入れ替えるなど、試行錯誤しながら相手のゴール前までボールを運ぶシーンはあるものの、なかなかシュートまでは持ち込むことができない。前半終了直前にマキシム・デ・カイペルが惜しいミドルシュートを放つ場面もあったが、GKの好セーブに阻まれ、セネガルが1点リードしてハーフタイムを迎えている。
劣勢のベルギーは、ハーフタイムにロメル・ルカクを投入。同点ゴールをこじ開けに行こうとするが、後半も立ち上がりから決定機を作ったのは、リードしているセネガルだった。
51分、左サイドで縦に仕掛けたマネが中央へ折り返すと、ディアラが合わせるが、これはゴールの左外へ大きくはずしてしまう。しかし、この直後にロングボールから相手の背後を奪ったサールが、華麗な胸トラップから流れるように右足を振り抜き、ネットを揺らす。セネガルが絶好の時間帯にリードを2点に広げた。
あとがなくなったことで、攻めるしかなくなったベルギー。86分にトマ・ムニエの右からの折り返しをルカクが合わせ、1点差に。さらに89分には、今度はトロサールの左からのアーリークロスをユーリ・ティーレマンスが頭で合わせた。後半のハイドレーションブレイクの際に激しい口論を見せていた2人が、土壇場でチームを救う同点弾を生み出したのだ。
このまま両者が譲らず90分間を戦い終え、試合は延長戦に突入する。そして、延長戦でもお互いに死力を尽くして戦う中で、120分にVARの介入もあってベルギーがPKを獲得。これを主将のティーレマンスが落ち着いてゴール右上に決めた。逆転に成功したベルギーはその後、セネガルの死に物狂いの攻撃もしっかり耐え、3-2で勝利した。なお、ベスト16へコマを進めたベルギーは、アメリカとボスニア・ヘルツェゴビナの勝者と対戦予定となっている。
[スコア]
ベルギー 3-2 セネガル
[得点者]
ベルギー
ロメル・ルカク(86)
ユーリ・ティーレマンス(89、120+5:PK)
セネガル
アビブ・ディアラ(24)
イスマイラ・サール(51)
[ポゼッション]
ベルギー:51%
セネガル:41%
中立:8%
[シュート数]
ベルギー:19本
セネガル:16本
[枠内シュート]
ベルギー:5本
セネガル:5本
[イエローカード]
ベルギー
ブランドン・メシェレ
リュディ・ガルシア
セネガル
ラミン・カマラ
[レッドカード]
なし
ベルギー
フォーメーション:[4-2-3-1]
監督:リュディ・ガルシア
GK
ティボー・クルトワ(レアル・マドリード)
DF
ティモシー・カスターニュ(フラム)
ブランドン・メシェレ(クラブ・ブルージュ)
アルトゥール・テアテ(フランクフルト)
マキシム・デ・カイペル(ブライトン)
MF
ハンス・バナケン(クラブ・ブルージュ)
ユーリ・ティーレマンス(アストン・ヴィラ)
レアンドロ・トロサール(アーセナル)
ケビン・デ・ブライネ(ナポリ)
ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)
FW
シャルル・デ・ケテラエル(アタランタ)
交代出場
HT分 シャルル・デ・ケテラエル→ロメル・ルカク(ナポリ)
56分 ジェレミー・ドク→ドディ・ルケバキオ(ベンフィカ)
56分 ケビン・デ・ブライネ→ニコラス・ラスキン(レンジャーズ)
63分 ハンス・バナケン→ディエゴ・モレイラ(ストラスブール)
84分 マキシム・デ・カイペル→トマ・ムニエ(リール)
109分 レアンドロ・トロサール→アマドゥ・オナナ(アストン・ヴィラ)
セネガル
フォーメーション:[4-3-3]
監督:パペ・ティアウ
GK
モリー・ディアウ(ル・アーヴル)
DF
クレパン・ディアタ(モナコ)
パテ・シス(ラージョ・バジェカーノ)
ムサ・ニアカテ(リヨン)
イスマイル・ヤコブス(ガラタサライ)
MF
イドリッサ・ゲイェ(エヴァートン)
アビブ・ディアラ(サンダーランド)
パプ・ゲイェ(ビジャレアル)
FW
イリマン・エンディアイェ(エヴァートン)
サディオ・マネ(アル・ナスル)
イスマイラ・サール(クリスタル・パレス)
交代出場
66分 パプ・ゲイェ→ラミン・カマラ(モナコ)
73分 アビブ・ディアラ→パペ・マタル・サール(トッテナム)
73分 イリマン・エンディアイェ→イブラヒム・エムバイェ(パリ・サンジェルマン)
93分 サディオ・マネ→ニコラス・ジャクソン(バイエルン・ミュンヘン)
93分 イスマイル・ヤコブス→エル・ハッジ・ディウフ(ウェストハム)
95分 イドリッサ・ゲイェ→バラ・サポコ・エンディアイェ(バイエルン・ミュンヘン)
これがワールドカップの怖さ
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) July 1, 2026
試合終盤に雰囲気は一変した
ティーレマンスの同点ゴール
わずか3分 ベルギーが追いついた
#FIFAワールドカップ ラウンド32
ベルギー×セネガル
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