ドイツ代表はクロップを迎えるだけでは強くならない 必要な“個...の画像はこちら >>

今大会のドイツはベスト32で敗北 photo/Getty Images

特にセンターフォワード育成は課題

現在行われている2026W杯では、各国のエースストライカーたちの働きが目立っている。ノルウェー代表ではFWアーリング・ハーランド、フランス代表ではFWキリアン・ムバッペ、イングランド代表ではFWハリー・ケイン、そしてアルゼンチン代表ではFWリオネル・メッシと、各国のエースが決定的な違いを生み出してきた。



決定力のあるストライカーを育成するのは簡単ではないが、W杯を勝ち上がるには絶対的な点取り屋が必要不可欠。その点では、ドイツ代表は大きな課題を抱えていると言える。

ドイツはベスト32で伏兵パラグアイ代表にPK戦の末敗れたが、今のドイツには絶対的な点取り屋がいない。ミロスラフ・クローゼ、トーマス・ミュラーがチームを去ってからはエース探しに苦戦している印象だ。

今大会の惨敗を受けてドイツは代表監督ユリアン・ナーゲルスマンが退任し、ドルトムントやリヴァプールを指揮してきたユルゲン・クロップが就任する見込みだ。クロップの手腕は楽しみだが、アーセナルなどを指揮してきたアーセン・ヴェンゲル氏は選手の育成も不可欠とドイツの問題点を指摘している。

「彼(ナーゲルスマン)が今大会で大きなミスを犯したとは思わない。今のドイツには何かが欠けているんだ。今大会は真の点取り屋がいかに重要な存在かを示しているよね。イングランドのケインのように。しかし今のドイツにはそうした存在がいない」

「クロップの能力に疑問を抱く者はいない。彼は一流の監督だ。
しかしブラジルを見れば分かるだろう。アンチェロッティを招聘したが、選手たちは何も変わっていない。優れた選手には優れた監督が必要だが、同時に優れた監督には優れた選手も必要なのだ。クロップというネームバリューは、ドイツがトップレベルに返り咲けるとの期待感を与えてくれる。しかしそれで全てが変わるかは分からない。ドイツにはもっと大きな問題があるはずだ。もっとも、これはクロップの手腕を疑っているという意味ではない。彼はクレバーだし、そのことは理解しているだろう」(『Bild』より)。

本来はニューカッスルFWニック・ヴォルテマーデにエースとなってほしいところだが、まだドイツ代表のスタメンには入っていない。前述のパラグアイ戦には途中出場し、PK戦ではPKを失敗してしまった。

絶対的な点取り屋を探すのは難しいが、ドイツは4年後へ課題をクリアできるだろうか。

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