インテルの新たなサイドアタッカー アナン・カライリとは何者か...の画像はこちら >>

サン・ジロワーズでプレイしたカライリ Photo/Getty Images

父の英才教育で才能開花

インテルが2500万ユーロ+出来高で新戦力として獲得したイスラエル代表MFアナン・カライリ。その卓越したスピードと突破力で注目を集める21歳は、幼少期から徹底した英才教育を受けて育った異色の経歴を持つ。

伊『Gazzetta dello Sport』が、その歩みを紹介している。

カライリはイスラエル北部のハイファで生まれ、アラブ系ムスリムの家庭で育った。父マジディ氏は元GKで、現役引退後はスポーツ科学を学び、フィジカルコーチとして活動。毎朝6時からのトレーニングや週10~11回に及ぶ練習を課すなど、息子を幼い頃から徹底的に鍛え上げたという。

幼少期は父と同じGKとしてプレイしていたが、指導者が高い身体能力と技術に可能性を見出し、前線へコンバート。ユース年代では2020年に24試合25得点という驚異的な数字を残し、一躍将来を嘱望される存在となった。

大きな飛躍のきっかけとなったのが2023年のU-20ワールドカップだ。イスラエル代表の3位躍進に貢献し、準々決勝ではブラジル相手に決勝ゴールを記録。さらにウズベキスタン戦や3位決定戦の韓国戦でも得点を挙げ、大舞台で勝負強さを証明した。

その後は爆発的なスピードを生かすためサイドへポジションを移し、最高時速33キロを超える快足を武器に成長。マッカビ・ハイファからベルギーのユニオン・サン・ジロワーズへ移籍すると、欧州でも評価を高めることになる。

セリエAとの縁も少なくない。
UEFAカンファレンスリーグではフィオレンティーナ相手にホームとアウェイの両方で得点を記録し、昨季のUEFAチャンピオンズリーグではアタランタ戦で決勝ゴールもマーク。インテルとも対戦経験があり、イスラエル代表ではイタリア代表フェデリコ・ディマルコともマッチアップしてきた。

厳格な父の指導のもとで磨かれた才能は、ベルギーを経てついにセリエA王者インテルへとたどり着いた。高いポテンシャルを秘める21歳が、新天地でどのような飛躍を遂げるのか注目される。

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