フランスに完勝したスペイン Photo/Getty Images
試合を支配したのはスペイン
北中米W杯決勝トーナメント準決勝で、スペインはフランスに2-0と完勝。決勝へと駒を進めた。
今大会で圧倒的な強さを見せつけていたフランスだったが、スペインのパス回しと組織的なディフェンスの前に、牙をもがれた。スペインの選手たちは「まさにスペイン」と言える戦いぶりを見せ、理不尽な個の力を見せ続けてきたフランスの攻撃をほぼ完全に封じてみせた。
試合後、フランスFWキリアン・ムバッペは「スペインは試合の主導権、ボールの支配権を握ることを好むチームだ。我々はそれを許してしまった」「スペインのプレイを変えることができなければ、勝つのは難しい」と試合後に悔しさをにじませた。
今大会1失点と守備の堅さを誇るスペインだが、それは決してゴール前に引きこもることで成し得たものではない。積極的にボールを持ち、相手に攻撃をさせないことで必然的に失点を回避するという、いわゆる「パスサッカー」「ポゼッションサッカー」の考え方に基づくものだ。スペインは決して焦らず急がず、確実にボールを動かして主導権を握った。ボールを持っていない局面でも激しくプレッシャーを与えることで、フランスに主導権が渡ることを許さなかった。『Reuters』は「スペインはアナコンダのようにフランスに絡みつき、プレッシングの波とボールポゼッションのたびに締め付けを強め、大会を通して無敵に見えたフランスから生命力を絞り出した」と伝えている。
バイエルンの専門メディア『Bayern Football Works』は、スペインが中盤を支配することでマイケル・オリーセらにスペースを与えず、フランスの創造性を奪い去ったと分析。特にファビアン・ルイスやロドリらが試合のテンポをコントロールすることで素晴らしい活躍を見せており、守備ではあらゆるパスコースに立ちはだかってフランスの焦りにつけこんだと報じた。
パス回しによるテンポのコントロール、ボールを渡さないこと、積極的なプレッシング。

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