2010年のW杯を制覇したスペイン Photo/Getty Images
よりモダンに進化した
北中米W杯・決勝トーナメント準決勝でフランスを2-0と下し、決勝進出を決めたスペイン。スペインが決勝戦に挑むのは2010年に続き、2度目となる。
もちろん2010年以来の優勝を狙うことになるが、今のスペインは2010年のスペインとなにが違うだろうか。『MARCA』が考察している。
スペインの特長ともいえる、技術的な卓越性の上に構築されたポゼッションスタイルはもちろん共通だ。しかし、現在のチームは2010年のチームよりもより直接的だと評されている。ビセンテ・デル・ボスケが率いた2010年のチームはシャビ、シャビ・アロンソ、アンドレス・イニエスタといった名手たちが徹底的にパスを繋ぎ、試合のリズムを支配し、相手守備陣のミスを辛抱強く待った。
現在のチームはポゼッションを重視しながらも、より速いペースでプレイしている。延々とボールを回すのではなく、素早くスペースを突いて攻撃に移行する。わずか数本のパスでゴール前へ到達することもあり、これはより現代的なスペインサッカーの解釈であると同紙は報じた。
ラミン・ヤマルという、単独で切り崩すことのできる選手がいることも大きな違いだ。2010年のチームにこれほど強力なドリブラーはいなかった。1対1であればほぼ抜き去ることができるヤマルの存在は、試合の流れを変える大きな武器となる。
一方で変わらないのは、守備の優秀さであるという。
もう1つ違うポイントがあるとすれば、若さであるという。2010年のチームは選手の多くが絶頂期にあったが、今大会のチームは比較的若い。ヤマルは19歳になったばかりで、クバルシも19歳。ペドリやアレックス・バエナ、ニコ・ウィリアムズらも20代前半だ。
ヤマルはまさにこの新世代を象徴する存在で、もし今大会を優勝することができれば、スペインはEUROとW杯という大きな国際大会を連覇することになり、今後にも大きな期待がかかってくる。ここからスペインの時代が始まるのかもしれない。

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