リヴァプールの新指揮官イラオラ photo/Getty Images
今夏にラス・パルマスから復帰した
リヴァプールで将来が不透明となっていた若手に、状況を一変させるチャンスが訪れたようだ。
リヴァプール専門メディア『This Is Anfield』は、新たに就任したアンドニ・イラオラ監督が21歳のスペイン人MFを高く評価しており、プレシーズンでじっくり実力を見極める考えだと報じている。
その逸材がステファン・バイチェティッチだ。同メディアによれば、バイチェティッチはプレシーズン開始を前にAXAトレーニングセンターへ早期合流。ジムワークやU-21チームとのトレーニングに励み、新シーズンへ向けて準備を進めている。
移籍市場に精通するマッテオ・モレット記者は『Marca』に対し、「イラオラは彼をとても気に入っている。現時点ではチームに残してプレシーズンでプレイを見たいと考えている」とコメント。さらに、「もし残留するなら契約を延長することになるだろう。そうでなければ、新天地を探すことになる」と語り、この夏がキャリアの大きな分岐点になるとの見方を示した。
バイチェティッチは2022-23シーズンに10代でトップチームへ頭角を現し、その落ち着いたボールさばきと守備能力で大きな期待を集めた。しかし、その後は度重なる負傷に苦しみ、ザルツブルクやラス・パルマスへのレンタル移籍も経験した。ラス・パルマスではラ・リーガでも十分に戦える能力を示した一方で、ハムストリングの負傷で手術を受けたことでシーズン終盤を棒に振り、本来の評価を確立するまでには至らなかった。
契約は残り1年となっており、スペイン復帰を希望しているとも報じられる同選手。『The Athletic』によれば、セビージャやセルタ、ラージョ・バジェカーノ、ヘタフェ、エルチェなど複数のラ・リーガ勢が動向を注視しているという。
それでも、イラオラ監督の就任が風向きを変えるかもしれない。
同監督は就任後初の会見で、「トップチームの選手の中には予定より早く合流したいと申し出てくれた者もいる。すでに良い状態にある」と語り、早期合流した選手たちの姿勢を高く評価。また、「プレシーズン序盤はアカデミーの選手たちと多くの時間を過ごすことになる。毎日のトレーニングや練習試合を通して、彼らを知る良い機会になる」と話し、すべての選手にアピールの場を与える考えを示している。
アルネ・スロット前体制では退団候補とも見られていたバイチェティッチだが、同胞のイラオラ監督の下で再び評価を高めることができれば、アンフィールドでキャリアを続ける道が開ける可能性も十分にありそうだ。

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