韓国サッカー聴聞会に批判続出 低レベルな質疑にサッカーファン...の画像はこちら >>

GS敗退に終わり批判が殺到する大韓サッカー協会 Photo/Getty Images

韓国世論も呆れ

韓国国会の文化体育観光委員会は30日、サッカー北中米ワールドカップで韓国代表がグループステージ敗退に終わったことを受け、批判が殺到する大韓サッカー協会(KFA)に対する聴聞会を開いた。

聴聞会には大会でチームを率いたホン・ミョンボ前監督や、チョン・モンギュ前大韓サッカー協会会長らが出席。

ホン・ミョンボ監督の選任過程を巡る疑惑など、大韓サッカー協会の運営全般について追及した。

約3時間に及んだ聴聞会だったが、目立った質疑はほとんどなく、韓国サッカーファンにとってはむしろ別の意味で印象に残る聴聞会になったという。『スポーツ朝鮮』によると、チェ・ミニ議員は韓国代表コーチのキム・ジンギュ氏を証人として招き、最終節の南アフリカ戦でエースのソン・フンミンとイ・ジェソンが先発落ちした理由について質問した。チェ議員はこの2人を起用しなかったのはホン・ミョンボ監督の報復だと指摘しており「ここは国会だ。偽証してはいけない」と述べながらキム氏を追及したという。キム氏は「試合ではいろいろなことが起きます。ソン・フンミンとイ・ジェソンが出なかったから負けたとは考えていません」と説明するも、チェ議員は批判を続けたという。

チョン・モンギュ前会長に対しては、事実に基づかない疑惑や興味本位とも受け取れる質問が相次いだという。特に2年前の監督人事を巡っては、ホン・ミョンボ氏とチョン・モンギュ氏が同じ大学出身であることから「その人脈によって選ばれたのではないか」との質問も出た。しかし、これは事実とは異なるものであり、一部ファンの誤解を解消するどころか、過去の主張を繰り返す形となり、かえって誤解を深める結果になったという。

また、この聴聞会では大統領の人事問題にも議論が及んだ。『OSEN』によると、与党「国民の力」のキム・ソッキ議員は、政府が韓国代表のグループステージ敗退について十分な反省や責任意識を示していないと指摘。
さらに、イ・ジェミョン大統領が自身のSNSで同協会を批判する趣旨の投稿を行ったことにも言及し、そこから大統領のサッカーに関する発言が適切だったのかという議論へと話が脱線したという。

キム議員は「身内人事をしてはいけないという指摘自体はもっともだ」と述べる一方「イ・ジェミョン大統領がこの1年間に行った人事にも身内人事が多い」と主張した。さらに文化芸術界の人事にも話を広げ「大統領と近いからこの人物が選ばれるという話が出ている」「ある人物は大統領夫人と電話で連絡を取っているという話まである」と述べ、政府全般の人事問題へと論点を広げた。

これらは韓国サッカー協会の運営や代表監督の選任手続きとは直接関係のない内容だった。これに対しチェ・ミニ議員が「なぜ大統領の話を持ち出すのか」と指摘すると、キム議員は「この場で大統領の話をしてはいけないのか」「国民を代表する国会議員が大統領の発言について語ることの何が問題なのか」と反論し、声を荒らげたという。

韓国サッカー改革の出発点となることを目指した聴聞会だったが、午前の質疑を終えた時点で、サッカーファンの反応も失望一色だったという。SNSなどでは「サッカーの『サ』の字も知らない国会議員が自己PRの場と勘違いしている」「こんな質問をするために公聴会を開いたのか」「政治は四流、官僚と行政は三流、企業は二流」といった厳しい批判が相次いだ。

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