サッカー日本代表のユニフォームを手がけるアディダスに批判殺到...の画像はこちら >>

日本代表のユニフォームも手がけるアディダス (画像:アディダスジャパン)

FIFAや欧州トップクラブとも深い関係

スポーツ用品大手アディダスが、片足分のシューズを購入できる障害者向けサービスの広告に、元イスラエル軍兵士を起用したことをめぐり、批判が出ている。

「シングル・シュー・サービス」は、片足だけを必要とする利用者を対象に、シューズを通常価格の半額で販売するもの。2026年1月に欧州で始まり、現在は複数の国で展開されている。

広告に起用されたシャレフ・ビトン氏は、2021年のイスラエルによるガザへの軍事作戦で左足を失った元イスラエル軍兵士とされる。

一方、ガザでは軍事作戦に伴う切断被害が深刻化。国連は2025年の報告で、ガザについて人口当たりの小児切断率が「世界で最も高い」と指摘し、2023年10月以降、3000~4000件の切断が発生したと推計している。

こうした状況を背景に、人権活動家やジャーナリストらから、広告への元イスラエル軍兵士の起用を問題視する声が上がっている。

アディダスはサッカー界との結び付きが特に強いブランドの一つだ。

FIFAとのパートナーシップは50年以上に及び、1970年のメキシコ大会から2026年大会まで、すべてのW杯で公式試合球を提供している。現在もFIFAの主要大会の公式サプライヤーを務めるほか、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、バイエルン・ミュンヘン、ユヴェントスなどの名門クラブとも契約している。

2026年W杯でも公式試合球「トリオンダ」を提供し、アルゼンチン、日本、ドイツ、スペインなどの代表チームのユニフォームも手がけている。

サッカーを含むスポーツと深く結び付いたアディダスだけに、今回の広告起用をめぐる議論もスポーツ界に広がっている。

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