「すごく弱い」「ひどすぎる」ロドリの本音が現実に……バレンシ...の画像はこちら >>

今季からバルセロナのロドリ photo/Getty Images

名門で何が起きているのか

バレンシアが、クラブ史上最悪のシーズンスタートに沈んでいる。

ラ・リーガ第5節を終えて1分4敗、わずか1得点で最下位。さらにカルロス・コルベラン監督とCEOのロン・グールレイ氏も相次いで解任され、クラブを取り巻く混乱は深刻化している。

そんな状況を象徴したのが、スペイン代表MFロドリの発言だった。

9月6日のバルセロナ戦で交代したロドリは、パウ・クバルシとの会話の中で、バレンシアについて「すごく弱い」「ひどすぎる」と語ったという。

この発言はカメラに捉えられて拡散。ロドリはバレンシアの主将ホセ・ルイス・ガヤに電話で謝罪し、その後、公の場でも謝罪した。

しかし、英紙『The Guardian』のシド・ロウ記者は、ロドリの単なる失言とは捉えていない。

実際、バレンシアはバルセロナに0-5で完敗。4試合終了時点で9失点、1得点、勝ち点1にとどまり、その後もセビージャに0-1で敗戦した。

この結果、クラブ史上最悪の開幕となり、コルベラン監督が解任された。

コルベランは2024年12月、降格圏に沈んでいたチームを引き継ぎ、最終的には12位まで引き上げた。昨季も一時は降格圏に落ちながら、欧州カップ戦出場圏のすぐ近くまで浮上させていた。

それでも今季は開幕からわずか5週間でクラブを去ることになった。

さらにCEOのグールレイ氏も解任。背景には、オーナーのピーター・リム氏への根強い反発もある。

バレンシアのサポーターは以前からリム氏の退任を求めており、バルセロナ戦では試合開始から19分まで入場しない抗議も実施。試合後にはリム氏とその家族の退任を求めるチャントが響いた。

ロウ記者によれば、リム氏が2014年にクラブを買収して以降、バレンシアでは15人の監督が指揮を執っている。

補強面でも苦境は続く。今夏の補強費は900万ユーロにとどまり、過去7シーズンの補強費は7000万ユーロ未満。一方、選手の売却によって2億3000万ユーロ以上を得ているという。

かつてチャンピオンズリーグを戦った名門は、現在では欧州大会から遠ざかり、リーグ最下位に沈んでいる。

ロドリは謝罪の際、「バレンシアが本来いるべき場所、リーグで最高のクラブの一つに戻ってほしい」と語った。

「すごく弱い」「ひどすぎる」

ロドリの率直な言葉は、わずか数日後に監督とCEOが解任されるという現実によって、バレンシアが抱える問題の深さを浮き彫りにすることになった。

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