レアル・マドリードの”アンタッチャブルな5人” モウリーニョ...の画像はこちら >>

レアル・マドリードを率いるモウリーニョ photo/Getty Images

レアル・マドリードは6試合で5勝

レアル・マドリードを率いるジョゼ・モウリーニョには、すでに「アンタッチャブル」と呼べる5人の存在がはっきりしている。今季ここまで行われた公式戦6試合を振り返ると、すべてで先発出場しているのはFWキリアン・ムバッペ、FWヴィニシウス・ジュニオール、MFジュード・ベリンガム、MFフェデリコ・バルベルデ、GKティボー・クルトワの5人だ。

『MARCA』が報じている。

5人はいずれも以前から主力として扱われてきた選手であり、ベンチスタートのほうが珍しい存在でもある。ただ、昨季の同時期とは状況が異なる。ベリンガムは肩の負傷からの復帰途中で、ヴィニシウスも先発と途中出場を繰り返していた。

一方、モウリーニョ体制では大きなアクシデントや予想外の起用法もなく、5人を軸に6試合で5勝を挙げている。

なかでも目立つのがムバッペだ。フランス代表FWは開幕からゴールを量産し、6試合で7得点を記録。このペースを維持すれば、レアル・マドリードでの通算100ゴールにわずか2シーズン余りで到達する可能性がある。現在はあと7ゴールに迫っており、フランス人FWにとって比較対象となるアル・ナスル所属のFWクリスティアーノ・ロナウドは3シーズン目の11月2日に100ゴールへ到達した。ムバッペはその日に向けて、ポルトガル人FWの記録に挑んでいる。

一方、攻撃のパートナーであるヴィニシウスは、まだ本来の力を完全には発揮できていない。ラ・リーガでは1ゴール、3アシストにとどまり、攻撃面では期待されたほど明確な存在感を示せていない。
ゴール前での鋭さや正確性にも欠けている。

それでも、サンティアゴ・ベルナベウで最も批判されてきた部分に変化が見られる。それがチームのための働きだ。インテル戦では献身的なプレイを披露し、9回のボール奪取を記録。この数字は、レアル・マドリードの攻撃陣が10年以上にわたって記録していなかったものだった。モウリーニョもすでに、ヴィニシウスが大きく復調することを予告している。

期待を裏切らないのがベリンガムだ。イングランド代表MFはワールドカップで7ゴールを記録したことで注目を集めたが、そこで改めて明らかになったのが、背後から「9番」を支える位置が本来の居場所だということだった。

モウリーニョもベリンガムをその位置に戻している。指揮官は、ベリンガムがまるで「左サイドバックが2人いるような」役割を担うことを望んでいなかった。そのポジションでは疲労が蓄積し、影響力を発揮すべきペナルティエリア周辺から遠ざかってしまうためだ。

本来の位置に戻ったことで、ベリンガムには2023-24シーズンの姿を思わせるプレイも戻ってきた。
ここまで6試合で3ゴール、2アシストを記録している。

バルベルデも再び笑顔を取り戻している。前シーズンでおこなわれていた本職ではないSB起用を、モウリーニョは一切検討していない。また、サイドでプレイする姿も見られなくなった。

現在のバルベルデはダブルボランチの一角として不可欠な存在となっている。豊富な運動量と献身性はチームにとって欠かせず、キャプテンとしてのリーダーシップも発揮している。ボールを扱う部分で最も洗練されている選手ではないかもしれないが、そこはパートナーのMFオーレリアン・チュアメニやMFベルナルド・シウバが担う。バルベルデにはフィジカル、スタミナ、そしてリーダーシップという役割がある。

そして、この4人の存在を支えているのがクルトワだ。ベルギー代表GKはすでに何度もチームの危機を救っているが、本人にとってはもはやヒーローになることが特別なことではないのかもしれない。

インテル戦では素晴らしいパフォーマンスを見せ、ラージョ戦でもチームが苦戦した時間帯に好セーブを連発して支えた。

ただし、クリーンシートには恵まれていない。
ここまで無失点に抑えたのはマラガ戦の1試合だけだ。守備はGKだけで完成するものではなく、チーム全体の課題となっている。

ムバッペ、ヴィニシウス、ベリンガム、バルベルデ、クルトワ。モウリーニョは、この5人を新たなレアル・マドリードの背骨としてチーム作りを進めている。タイトルを渇望するチームのアイデンティティを支える存在であり、現時点では指揮官にとって不可欠な選手たちだ。

シーズンは長く、今後はローテーションも増えていく。それでも現段階で、モウリーニョが誰を中心にチームを構築しているのかは明確だ。そして、ここまでの結果を見る限り、その信頼は十分に機能している。

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