「3失点しろ、さもなくば家族を殺す」 ボリビア1部GKを襲っ...の画像はこちら >>

激震走るボリビアサッカー photo/Getty Images

ボリビアサッカー界に激震

ボリビアサッカー界を揺るがす衝撃の疑惑が浮上した。

ボリビア1部のグアビラは14日、アウェーでアルウェイズ・レディに0-6で敗れた。

しかし試合後、大敗そのもの以上に注目を集めたのが、GKフアン・マヌエル・フェレルに対して試合前に「死の脅迫」があったというグアビラ側の告発だった。

レオナルド・エグエス監督は試合後の会見で、フェレル本人だけでなく、妻と母親も脅迫の対象になったと明らかにした。

「死の脅迫がある状況では、真剣な分析などできない。何かおかしなことが起きており、調査されなければならない」

さらにエグエス監督によれば、フェレルには金銭を支払うか、試合で3失点するよう要求があり、応じなければ本人や家族を殺すと脅されたという。

試合はアルウェイズ・レディが開始からゴールを重ねた。

フェレルは前半39分ごろに交代した時点ですでに4失点。最終的にグアビラは0-6で敗れ、前半だけで5ゴールを許している。

つまり、グアビラ側が主張する「3失点」という数字を実際の試合結果が上回る形となった。

フェレルの後にピッチへ入ったホルヘ・アラウスも2失点を喫し、チームは大差で敗れた。

一方、グアビラの選手たちも精神的に大きな動揺を受けていたという。

FWビクトル・アブレゴは恐怖を感じて途中交代を求めたとされ、「自分がゴールを決めることで、チームメートや家族に何か起きるのではないか」と不安を抱えていたという報道もある。

試合後にはエグエス監督だけでなく、選手たちもそろって会見に臨み、事件の徹底調査を訴えた。


今回の疑惑は、対戦相手にも波紋を広げている。

アルウェイズ・レディの法務担当マルセロ・オルティス氏は、今回の告発を受けて当局の介入を求めた。

「フットボールを汚してはならない。スポーツの健全性を守るため、検察当局に調査を求める」

アルウェイズ・レディ側は、今回の疑惑がクラブ自身に向けられたものではないとしても、試合結果の正当性まで疑われかねないとして、徹底した調査を支持している。

また、ボリビアのプロサッカー選手組合(Fabol)も、フェレルへの脅迫について即時調査を要求。「今回の出来事を調査せずに終わらせてはならない」として、ボリビアサッカー界で明確な前例を作る必要があると訴えた。

さらにボリビアサッカー連盟(FBF)は、脅迫と試合への不正な介入があった可能性について調査を開始する方針を示している。検察当局との連携も進められているという。

今回の問題で特に深刻なのは、単なる選手への脅迫事件にとどまらず、試合結果を意図的に操作しようとした可能性が指摘されていることだ。

「金を払うか、3失点しろ」という要求が事実だった場合、試合結果を特定の方向へ誘導しようとした疑いにつながる。

エグエス監督も「スポーツが汚された」と強く訴えており、グアビラ側は今回の出来事を「サッカー界に存在するマフィア」の問題として捉えている。

ただし、現時点で脅迫を行った人物や組織は特定されておらず、アルウェイズ・レディが関与したことを示す事実も確認されていない。


だからこそ、今後の調査が重要になる。

試合はアルウェイズ・レディが6-0で勝利し、リーグ上位を争う結果となった。一方、グアビラは大敗の裏側で、GKとその家族の身に危険が及んでいた可能性を訴えている。

果たして、誰が何の目的でフェレルを脅迫したのか――。

ボリビアサッカー界を揺るがす異例の事件は、これから本格的な捜査へと移っていく。

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