大谷翔平は「もう投手をやめるべき」 米スポーツ専門誌が主張…...の画像はこちら >>

ドジャースの大谷 photo/Getty Images

「大谷は投手を必要としない」と米メディア

米『Sports Illustrated』が、大谷翔平について「投手を完全にやめる時期が来た」とする記事を掲載した。

大谷は今季、投手として14試合に先発し、8勝2敗、防御率1.79、WHIP0.95、85回2/3で95奪三振という圧倒的な成績を残している。



しかし、7月3日の登板を最後にマウンドから離れており、膝と右上腕の故障が長期化。ドジャースは9月に大谷を負傷者リストに入れた。

同メディアは、これまでにも大谷が投手として度重なる故障に見舞われてきたことを指摘。2018年には右肘の靱帯を損傷してトミー・ジョン手術を受け、2023年にも再び右肘の靱帯を損傷して手術を受けている。

2025年に約2年ぶりに投手として復帰したものの、昨季は14試合で47イニング。そして今季も90イニングに到達する前に離脱することになった。

一方、大谷は打者としても依然として球界トップクラスの存在だ。『Sports Illustrated』は、投手として登板しなかった2024年にもMVPを受賞し、2025年も47イニングしか投げていない中でMVPを獲得したことを紹介している。

同メディアが懸念するのは、投手としての準備が打者としての大谷にも影響し始めている可能性だ。

7月3日の登板以降、大谷は49試合で打率.259、12本塁打、30打点、OPS.860を記録。数字そのものは十分に優秀だが、それまで3シーズン連続で1.000を超えていたOPSと比べると低下している。

さらに、膝の故障によって走力にも影響が出ており、今季は14回の盗塁企図で11盗塁にとどまっている。


『Sports Illustrated』は、投手として活動するためにはブルペン投球や投手としてのトレーニングを継続し、2度の手術を受けた右肘で再び100マイル級の球を投げる準備をしなければならないと指摘する。

そのうえで、ドジャースには山本由伸、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーら先発陣がおり、大谷の投球を「必要不可欠ではない」と論じている。

大谷は二刀流によって野球史に残る存在となった。しかし同メディアは、これ以上投手としての負担を背負うことで、打者としての大谷まで失うリスクを冒すべきではないと主張。

「打席ではスーパーヒーロー、マウンドでは脆さを抱えている」と表現し、今後は打者に専念することが、大谷の能力を長く維持するための選択肢だとしている。

二刀流こそが大谷翔平を唯一無二の存在にした最大の特徴だけに、完全な打者専念という選択は大きな転換となる。

それでも、度重なる投手としての故障を考えれば、大谷の二刀流をこのまま続けるべきなのか――。米国でも改めて議論が起きている。

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