ドリブルもプレスもポジショニングも完璧 すでに完成度が高すぎ...の画像はこちら >>

2得点を決めてみせたダウマン Photo/Getty Images

16歳でここまでの完成度に至った選手はルーニー以来か

カラバオカップ3回戦、アーセナルはイプスウィッチ・タウンと戦い、4-2と勝利を収めた。この試合のアーセナルは10代の選手たちを多く出場させたが、なかでも特大のインパクトを放ったのは16歳のMFマックス・ダウマンだ。



ダウマンはウイングではなく、トップ下での出場。7分に先制点を挙げると、47分にも追加点を挙げ、今季初先発の試合で2得点と結果を残した。

『The Athletic』は、この試合で見られたダウマンの特筆すべき点をいくつか挙げている。まずはそのドリブルだ。ダウマンは先制点のシーンで、見事なステップを披露してDFを抜き去っている。ミケル・アルテタ監督は試合後にダウマンの動きについて質問され「それが彼の最大の長所だ」と語った。そして「守備面では、彼の取り組み方、そしてそれを継続できる点も素晴らしい。これは簡単なことではない」とも語っている。

アルテタ監督が守備面に触れたように、ダウマンはプレッシングにおいても光るものを見せた。先制点のシーンは、ダウマンのプレスによってボールを引っ掛け、それをエベレチ・エゼが拾ってダイレクトにダウマンに返したところから生まれている。

「彼は本当に(プレッシングを)やりたがっている。試合に出場し、トレーニングを重ね、そのレベルを維持できるだけの体力がついてくれば、彼は必ずプレッシングをこなすだろう。
そしてそれは攻撃面でも役立つ。相手のミスを誘発し、自身の持ち味を活かせる絶好のチャンスを作り出すことができるからだ」

アルテタ監督はこのようにも語った。そして、ダウマンはトップ下で出場したことで、ウイング起用では見られない流動的なポジショニングも披露していた。中央でボールを収めることもあれば、スペースに留まるのではなくサイドに流れ、他の選手が侵入するスペースを作り出すプレイもこなしていた。アウェイスタンドのサポーターからは「スーパー・マックス・ダウマン」というチャントが沸き起こったという。

ダウマンは昨季、16歳と73日でプレミアリーグ史上最年少ゴールを挙げた。そして今季は、すっかりチームの流動性に溶け込み、マルティン・ウーデゴーと遜色ないと思えるほどのプレイをトップ下として披露した。クラブの先輩であるセスク・ファブレガスやジャック・ウィルシャー、そしてあのリオネル・メッシでさえ16歳でデビューしたものの、本格的なシニアサッカーのシーズンは17歳になるまで始まらなかったのにと同メディアは驚いている。

弱冠16歳でここまでの完成度に至ったのはウェイン・ルーニー以来かもしれない。アルテタ監督はダウマンを大事に起用するつもりのようだが、今季も切り札としてさまざまな局面での活躍が期待できそうだ。

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