ミルウォールvsウェストハム、“最恐”のフーリガン・ダービー...の画像はこちら >>

以前のダービーも厳戒態勢であった Photo/Getty Images

14年ぶり、100回目の対決となる

チャンピオンシップ第8節では、注目の一戦がある。2012年以来ミルウォールとウェストハムのロンドンダービーが行われる。



両者はライバルチーム同士であるだけでなく、一部のサポーターの気性がたいへん荒いことで知られている。英『Evening Standard』は、この試合の警備のためにロンドン警察が400人の機動隊装備の警官を投入すると報じた。通常、チャンピオンシップの試合では60人から150人程度の警官が警備にあたるが、約4倍もの警官たちが動員されるという。

2009年のリーグカップでは、両チームのサポーターが暴動状態となり、レンガやボトルが飛び交った。ミルウォールのファン1名が刃物で刺されて重傷を負い、試合中には3度にわたってピッチへの乱入があった。

特にミルウォールのファンは最恐のフーリガンとして恐れられており、2002年のバーミンガム戦では昇格を逃したことでファンが暴徒化。警察官47人が負傷する事件へと発展している。また、1985年のFAカップ準決勝ルートン・タウン戦ではアウェイのミルウォールファンたちがスタジアムの椅子を引きはがして投げる、ゲートを破壊して突破するなどの暴力行為に及び、街の商店や列車も破壊された。負傷者は警察官を含む81人に及び、当時のマーガレット・サッチャー首相が対策に乗り出すほどの問題となった。これは通称「ケニルワース・ロードの戦い」と言われている。

両者のライバル関係はイングランドでもっとも危険だといわれ、そのルーツは造船所のストライキにあるとされる。どちらも造船・港湾関係の作業員たちによって作られたクラブで、川をはさんで対岸同士にあった。
1920年に起こった労働ストライキの際にミルウォール側の労働者が参加を拒絶し、働き続けたため、ウェストハム側はミルウォールを激しく憎むようになったと言われている。

このことから「ドッカーズ・ダービー」と呼ばれるようになった一戦は今回で100回目の節目となる。何事もなく終わるといいが、試合前から緊張は高まっている。


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