福西メリヤス(株)(大和高田市)と関連2社は6月11日、奈良地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には谷口宗彦弁護士(わかくさ法律事務所、奈良市登大路町5)が選任された。


 負債は現在調査中。

 福西メリヤスは、1951年創業。当初は県内産業である靴下製造を軸としていたが、同業者の増加もあって1967年よりストッキングの製造に業態を変更し、国内有数のパンティストッキングメーカーに成長。大手メーカーからの委託を受けOEM生産を主体として展開し、1992年5月期には売上高54億4057万円を計上していた。

 その後は、若者を中心に素足での外出が一般化したほか、パンツルックの増加、技術革新による強度や耐久性の向上もあってパンティストッキングの需要は減少傾向をたどり、2014年5月期には売上高9億6068万円にまで落ち込み、多額の赤字を計上した。

 近年は中国向けの「超極太タイツ」などの貢献でやや盛り返したが、ピーク時からは大きく見劣りする業績で推移。タイツやレギンス、さらには機能性を付加価値とした新商品のリリースにより売上確保に取り組んだものの、2025年5月期の売上高は11億8870万円にとどまった。

 近年は赤字を散発するなど採算面も悪化。グループを含めた多額の負債が重荷となって資金繰りが逼迫し、今年5月29日に事業を停止していた。

 同時に破産開始決定を受けたのは、以下の2社。
・日本クレビオ(株)(TSRコード:620109823、法人番号:4150001013222、同所、設立1992(平成4)年11月、資本金1000万円、副資材ほか販売)
・(有)福西商事(TSRコード:620100818、法人番号:2150002009320、同市野口567、設立1988(昭和63年)年12月、資本金500万円、撚糸加工業)


・福西メリヤス(株)(TSRコード:620017406、法人番号:8150001013359、大和高田市野口153-1、登記上:同市野口153、設立1961(昭和36)年6月、資本金1800万円)

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