宮脇花綸と鈴木奈央が理想の男性トークで爆笑&共感「それ、聞き...の画像はこちら >>
宮脇花綸×鈴木奈央 アスリート対談 後編

 互いにそれぞれの競技の第一線で活躍する、ガールズケイリンの鈴木奈央とフェンシングの宮脇花綸。アスリート対談後編では、ふたりの理想の男性像について語るとともに、それぞれの競技の魅力や楽しみ方も紹介しあった。

【理想の男性は「ちゃんとした人」】

――宮脇選手の理想の男性が「選挙に行く人」と発言していた動画があがっていました。それはつまりどういう意味なのでしょうか。

宮脇 見た目のこだわりはなくて、ちゃんとした人がいいなと思っていて、そのなかの基準が「選挙に行っているかどうか」です。何をもってちゃんとしているのかと考えた時に、選挙に行っている人はちゃんとしているだろうと思って(笑)。

鈴木 それ以外は?

宮脇 オラついてない人です(笑)。どちらかと言えば、フェンシングの選手はあまりオラついてないですね。あとは、自分や周りの人の将来のためにしっかり考えられる人です。日本の将来のことも含めて、疎かにしないことですね。

鈴木 でも出会いの場で、「選挙、行ってる?」とは聞きづらくないですか(笑)。優しい人とか気を遣える人とかは食事をしたりすればわかるかもしれないですけど。

宮脇 選挙が近くなって、選挙に行けない状況だったら、"期日前投票に行ったのかな"というのは気にしてます(笑)。「期日前に行ったの?」と聞けるなら聞きますね。「行かなかった」と言ったら、この人ダメだなと思いますね(笑)。

鈴木 私の理想は......、「選挙に行く人」を超えられない(笑)。でもお金にだらしない人は嫌いです。友達同士でも、たとえ100円でも次の日には返してほしい。忘れられたりしたら「えっ!?」てなります。「返して」とは言いづらいから。理想というか、嫌な人かな。

宮脇 確かに。それは譲れないポイントですね。

宮脇花綸と鈴木奈央が理想の男性トークで爆笑&共感「それ、聞きづらくないですか」「聞けるなら聞きます!」(笑)
フェンシングの剣に興味津々の鈴木に、丁寧にレクチャーする宮脇 photo by Noto Sunao(a presto)

競輪は生観戦、フェンシングは映像で補足を】

――鈴木選手から宮脇選手に「競輪のここを見ると面白いよ」というポイントを教えていただけますか。

鈴木 競輪は動画の配信でも見ることができるんですが、生で見たほうが走っている音や風を感じられるので、ぜひ競輪場に見に来てほしいですね。

宮脇 まだ1回も見に行ったことがないんですよ。どこがいいですか。

鈴木 東京にお住まいなら、立川競輪場や京王閣競輪場、あとは平塚競輪場もいいですね。

平塚は真ん中に噴水があったり、イルミネーションがあったり、レース後に花火が上がったりします。それにきれいですね。ぜひいらしてください。

宮脇 そうですね。今度行ってみたいです。

――逆に宮脇選手から鈴木選手に「フェンシングのここを見て」というポイントをお願いします。

宮脇 正直に言うと、試合を見てもパッと見は何もわからないと思うんですよ。フェンシングは映像の助けが重要で、スロー再生だと、相手の剣が来たのをかわして突いたんだなとか、ちょっとした隙間を正確に突いたんだなとかがわかるので、ぜひ映像のスロー再生を見てほしいですね。

鈴木 確かに速すぎてわからないです。テレビ中継でもいいんですね。

宮脇 全然いいです。今フェンシングは映像技術との相性がいいなと思っています。

一部の特別大会だと、剣の軌道が全部トラッキングされていて、残像が見られます。もちろん生観戦も面白いんですが、フェンシングを理解するうえでは、スロー映像を見たほうがわかりやすいんじゃないかと思います。

鈴木 フェンシングの選手はみんな叫びますけど、お話した感じだと、宮脇さんはあまり叫ばなそうなイメージですけど。

宮脇 もともとの気質は寡黙なほうですから。でも試合の時だけ特別な感じで、みんなと同じく結構「ワッー」って叫びますね。競輪は叫んだりするんですか。

鈴木 タイプは分かれますね。レース前に感情を出したほうがパフォーマンスがいい人と、静かにしているほうがパフォーマンスがいい人がいます。

宮脇 どっちのタイプなんですか。

鈴木 私は結構静かにしています。なかには「ワッー」とか叫んでいる人もいますが、私は発走機について「構えて!」と言われるまでリラックスしているほうですね。宮脇さんの試合前はどんな感じなんですか。

宮脇 ひとりで日光浴したりしてます(笑)。外に一回出て、気持ちを落ち着かせます。私も次の試合に向けてゆっくり集中していくタイプですね。フェンシングは1日に何試合もするんですが、1回戦から決勝戦まで、毎試合の前に日光浴して気持ちを作るみたいな感じです。

鈴木 だいたい何試合くらいやるんですか。

宮脇 15分か20分くらいの試合を、決勝まで行った時には6試合ですね。朝6時に会場に入って、終わるのは20時くらい。12時間以上会場にいることもよくありますね。

鈴木 結構きついですね。

宮脇花綸と鈴木奈央が理想の男性トークで爆笑&共感「それ、聞きづらくないですか」「聞けるなら聞きます!」(笑)
次々質問が飛び出し、話が尽きなかったふたり photo by Noto Sunao(a presto)

【20代の10年間とこれから】

――来年2月でともに30歳となり、今年が20代最後の年となりますが、20代はどんな10年だったのでしょうか。

鈴木 今思うとあっという間で、すごく充実した10年間だったなと思います。辛かったことも結構ありましたが、今はそれも美化されて、一番楽しい時でした。

それから30代になった人に話を聞くと、疲れが抜けなくなったという話を聞いたりします。今年私は結構体調を崩してしまっているので、30歳になるまでに健康体でいられる秘訣を学びたいなと思っています。

宮脇 競輪選手は何歳くらいまでできるんですか。

鈴木 成績が悪いと続けられないんですが、そうならない限り何歳でもいけます。男子は60歳以上の選手がいますし、女子で最年長は50歳くらいですかね。

宮脇 50歳って相当すごいですね。

鈴木 男子はS級・A級と強さ別に階級があるんですが、女子は階級がないので、強い人とも走らないといけないんです。だから女子選手だと、男子選手くらい長くは続けられないかもしれないです。

宮脇 私にとっての20代は、人生が大きく動いた時期だと思っています。学生から就職して社会人にもなりましたし、東京とパリというふたつのオリンピックを迎えたのもあって、すごく充実した10年でした。一方、これまで本当にフェンシングしかやってこなかったし、東京オリンピックの時もフェンシング以外やりたいことがないまま、結局今もそんな感じです。これからは、自分が興味を持てることを他にも探していきたいなと思います。

――最後にそれぞれの今後の目標、そしてファンの方々へのメッセージをお願いします。

宮脇 私はまず2年後のロサンゼルスオリンピックで、今度は個人でも金メダルを獲りたいですし、団体でももちろんメダルを獲りたいと思っています。かつ新しい目標を見つけたいと思っているので、そのふたつをファンのみなさんには応援してもらえればなと思っています。

鈴木 私は4月のオールガールズクラシックで初めてGⅠの決勝に乗れたので、次はGⅠの確定板3着以内に入ることをまずは目標にやっています。あと、競輪選手は長く続けられる職業なので、長く上位で戦えるような選手になっていきたいなと思っています。

対談前編はこちらから >>

【Profile】
宮脇花綸(みやわき・かりん)
1997年2月4日生まれ、東京都出身。三菱電機所属。姉の影響で幼稚園の頃からフェンシングを始める。小学校、中学校時代にはさまざまな大会で活躍。2014年南京ユースオリンピックで日本代表に選出され、女子フルーレ個人で銀メダルを獲得。2016年リオデジャネイロ五輪、2021年東京五輪出場は叶わなかったが、2024年パリ五輪に出場。女子フルーレ団体で銅メダルを獲得した。

鈴木奈央(すずき・なお)
1997年2月9日生まれ、静岡県出身。小学2年から自転車競技を始め、高校から自転車競技部に入る。1年時からジュニアのナショナルチームに選ばれ、2年時にはケイリンと500mTTで日本一となる。高校卒業後に日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)に入学し在校成績1位で卒業。その後はガールズケイリンで戦いつつ、競技では中距離選手として活躍。2021年末に競技から引退し、22年よりガールズケイリンに専念している。

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