2026-27欧州サッカー注目クラブフォーメーション ビッグクラブ編
2026-27シーズンがスタートした欧州サッカーは、監督交代のあった人気クラブも多く、また北中米W杯後の各選手の動向とあわせて、多くのファンの関心が集まっている。ここでは注目の5つのビッグクラブの主要フォーメーションと選手の顔ぶれ、戦いぶりを紹介する。
アーセナル
FW:カイ・ハヴァーツ(ビクトル・ギェケレシュ)
MF:クリストス・ツォリス(エベレチ・エゼ)、マルティン・ウーデゴール(ミケル・メリーノ)、ブカヨ・サカ(ノニ・マドゥエケ)
MF:マイルズ・ルイス=スケリー(マルティン・スビメンディ)、デクラン・ライス(ブルーノ・ギマランイス)
DF:リッカルド・カラフィオーリ(ピエロ・インカピエ)、ガブリエウ・マガリャンイス(ウィリアン・サリバ)、エズリ・コンサ(クリスティアン・モスケラ)、ベン・ホワイト(ユリエン・ティンバー)
GK:ダビド・ラヤ(ケパ・アリサバラガ)
昨季、堅守を最大の武器に22年ぶりのプレミアリーグ優勝を果たした王者は、イングランド代表DFエズリ・コンサを迎えて、ローンで加入していたエクアドル代表DFピエロ・インカピエと正式契約を結び、守備陣をさらに強化。本稿執筆時点で、新シーズンのプレミアリーグの4試合とチャンピオンズリーグの初戦、マンチェスター・シティとのコミュニティシールドのすべてで無失点勝利を収めており、盤石なディフェンスを印象づけている。
ただし今夏の新戦力の目玉は、推定移籍金7500万ポンド(約157億円)で獲得したブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスだ。負傷明けだったこともあり、まだ先発は少ないが、サンダーランドとのリーグ第4節では後半開始から出場し、先制点を奪っている。じきにレギュラーになっていくのではないだろうか。
ガブリエウ・マルティネッリとレアンドロ・トロサールが抜けた左ウイングは、ギリシャ代表クリストス・ツォリスで補填。今季の6試合で4アシストを記録しており、すでに前任者たちが空けた穴を埋めている。
マンチェスター・シティ
FW:アーリング・ハーランド
MF:アントワーヌ・セメンヨ(ジェレミー・ドク)、ラヤン・シェルキ(ニコ・オライリー)、フィル・フォーデン(イリマン・エンディアイエ)(アラン)
MF:エリオット・アンダーソン(マテオ・コバチッチ)、エンソ・フェルナンデス(アユブ・ブアディ)
DF:ヨシュコ・グバルディオル(ラヤン・アイト=ヌーリ)、マーク・グエイ(ヴィトール・レイス)、ルベン・ディアス(アブドゥコディル・フサノフ)、マテウス・ヌネス(リコ・ルイス)
GK:ジャンルイジ・ドンナルンマ(ジェロニモ・ルリ)
ペップ・グアルディオラ前監督が10年で任期を終え、エンツォ・マレスカ新監督を招聘したチームは中盤を刷新。大黒柱のロドリをはじめ、ベルナルド・シウバ、ニコ・ゴンサレス、タイアニ・ラインデルスを放出した一方、アルゼンチン代表エンソ・フェルナンデス、イングランド代表エリオット・アンダーソン、モロッコ代表アユブ・ブアディと、北中米W杯で活躍したMFを迎え入れた。いずれも高額で3人を合わせた推定移籍金は、3億2700万ポンド(約683億円)だ。
サビーニョとオマル・マルムシュ(ローン)をトッテナムに放出した前線には、セネガル代表イリマン・エンディアイエ、ブラジルの新鋭アランを補強。ただしレギュラー陣は既存戦力で、エースのアーリング・ハーランドの代役はおらず、有事の際には偽9番で対応するか。
バルセロナ
FW:アンソニー・ゴードン(カリム・アデイェミ)、ラフィーニャ(ガブリエウ・ジェズス)(ハムザ・アブデルカリム)、ラミン・ヤマル
MF:ペドリ(マルク・ベルナル)、ダニ・オルモ(フェルミン・ロペス)(ガビ)、ロドリ(フレンキー・デ・ヨング)
DF:シャビ・エスパール(ジョアン・カンセロ)(アレックス・バルデ)、ジェラール・マルティン(アンドレアス・クリステンセン)、パウ・クバルシ、エリック・ガルシア(ジュール・クンデ)
GK:ジョアン・ガルシア(ヴォイチェフ・シュチェスニー)(ドミニク・リバコビッチ)
ハンジ・フリック監督が就任してから、群を抜く得点力でリーグを2連覇している王者は、今季も序盤から凄まじい攻撃を見せている。今夏のクラブ最高額となる推定移籍金8000万ユーロ(約143億円)を投じて獲得したイングランド代表アンソニー・ゴードンがすんなりと左ウイングに収まり、ラ・リーガの第5節までに5アシストをマーク。ロベルト・レバンドフスキとフェラン・トーレスが抜けた前線中央にはラフィーニャが入り、エースのヤマルと共に流動性の高いアタックを繰り出し、ラ・リーガの5試合とチャンピオンズリーグの1試合で計26点を記録し、全勝している。
スムーズで自発的なチームを司るのは、新加入のロドリだ。ペドリ、ダニ・オルモと構成する中盤は、EURO 2024、北中米W杯とメジャートーナメントを連覇しているスペイン代表とほぼ同じ。3年前に去ったセルヒオ・ブスケツと同様のクオリティーを備えるニューカマーの到来により、2014-15シーズン以来の欧州制覇へ意気揚々と歩み出した。下部組織ラ・マシア出身の19歳のSBシャビ・エスパールにも注目だ。
FW:キリアン・エムバペ(エンドリッキ)(カルロス・エスピ)
MF:ヴィニシウス・ジュニオール(ロドリゴ)、ジュード・ベリンガム(アルダ・ギュレル)、ブラヒム・ディアス(ヤン・ディオマンデ)
MF:ベルナルド・シウバ(エドゥアルド・カマビンガ)、フェデリコ・バルベルデ(オーレリアン・チュアメニ)
DF:マルク・ククレジャ(アルバロ・カレーラス)(フェルラン・メンディ)、ディーン・ハイセン(エデル・ミリトン)、イブラヒマ・コナテ(アントニオ・リュディガー)(ラウール・アセンシオ)、デンゼル・ダンフリース(トレント・アレクサンダー=アーノルド)
GK:ティボー・クルトワ(アンドリー・ルニン)
2シーズン連続で主要タイトルを獲得できなかった欧州随一の名門は、2012-13シーズン終了時にクラブを去ったジョゼ・モウリーニョ監督を呼び戻し、再建を託した。堅守のイメージが先に立つこのポルトガル人指揮官は、実は2011-12シーズンにレアル・マドリードを率いてラ・リーガのシーズン最多得点記録(121ゴール)を樹立している。
推定移籍金1億2500万ユーロ(約227億円)で迎えた人気銘柄のコートジボワール代表ウイング、ヤン・ディオマンデと、基準点型のスペイン人長身FWカルロス・エスピは新監督好みのニューカマー。すでに一線級の既存戦力のいる両SBに、オランダ代表デンゼル・ダンフリースとスペイン代表マルク・ククレジャを獲得したのも、常に選手に緊張感を持たせるモウリーニョらしい動きと言える。
ラ・リーガ第4節でベティスに足をすくわれたように、まだ安定感に欠けるが、今季のチームがどのようなスタイルを見せていくのか、興味深い。
パリ・サンジェルマン
FW:フビチャ・クバラツヘリア(ミカ・ゴッツ)、ウスマン・デンベレ(フェラン・トーレス)、デジレ・ドゥエ(マグネス・アクリウシュ)
MF:ファビアン・ルイス(ドロ・フェルナンデス)、ジョアン・ネベス(セニー・マユル)、ヴィティーニャ(ウォーレン・ザイール=エメリ)
DF:ヌーノ・メンデス(リュカ・エルナンデス)(リュカ・ディーニュ)、ウィリアン・パチョ(ルーカス・ベラウド)、マルキーニョス(イリア・ザバルニー)、アクラフ・ハキミ
GK:マドベイ・サフォノフ(リュカ・シュバリエ)
ここ2シーズン、メジャータイトルのほとんどを手にしているパリ・サンジェルマンだが、今季はリーグ戦第4節終了時点で1勝2分1敗。多くの選手がW杯やクラブW杯、欧州選手権に出場し、ここ3年はほとんど休暇を取れていないことが要因と考えられる。過去2シーズンもスロースタート気味だったとはいえ、この始まりはさすがに不安だ。
ブラッドリー・バルコラ、ゴンサロ・ラモス、イブライム・エンバイエ、イ・ガンインを放出した攻撃陣には、フランス代表マグネス・アクリウシュ、スペイン代表フェラン・トーレス、ベルギー代表ミカ・ゴッツを加え、戦力値と選手層を維持。ベテランのフランス代表リュカ・ディーニュを迎えて、やや手薄なSBの層を厚くした。
レギュラーメンバーは昨季後半戦と変わらず、過去2シーズンと同じようにじきにリズムを取り戻すはずだが、やはりどんなチームにとっても勝ち続けるのは難しいのだろうか。
>>後編「欧州サッカー日本人所属注目クラブのフォーメーション」
井川洋一●文 text by Yoichi Igawa

![ワールドサッカーダイジェスト 2024年 9/19 号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61iNZutK1hL._SL500_.jpg)




![[ミズノ] フットサルシューズ モナルシーダ NEO SALA CLUB IN ホワイト/レッド 26.5 cm 3E](https://m.media-amazon.com/images/I/51KyBx5v2JL._SL500_.jpg)

![[ミズノ] フットサルシューズ モレリア TF ブラック/ホワイト 26.5 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/41P+itybOvL._SL500_.jpg)


