日向坂46「山口陽世卒業セレモニー」より
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8月23日、Zepp Haneda(TOKYO)で、日向坂46の三期生LIVEファイナル公演と、山口陽世の卒業セレモニーが行われた。山口は、2018年に「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格した後、2020年に日向坂46に加入。

メンバーたちを頻繁に家に招いていることから、「山口家連れ込み隊」という軍団までできたほど人好きのする性格で、卒業セレモニーには全メンバーが駆けつけた。その模様をレポートする。

【写真】山口陽世、最後はメンバー全員と笑顔で!

アンコール明けは、なんと三期生以外のメンバーもステージに登場し、藤嶌果歩がセンターを務める最新シングル表題曲『kind of love』を歌う。普段は、ライブハウスの規模の会場で彼女たちのパフォーマンスを観られることがないだけに、ファンは最高潮の盛り上がりを見せた。

そして、「私の好きを詰め込んで、楽曲をお届けしたいと思います」という山口の言葉に続いて、他の期生と楽曲を披露していく。まずは五期生曲『円周率』。山口と一緒にセンターに立った佐藤優羽は、イントロから涙で顔をくしゃくしゃにしていた。

そして正源司陽子がセンターを務める四期生曲『シーラカンス』。さらに、小坂菜緒、金村美玖と一緒に二期生曲『43年待ちのコロッケ』。いずれも最初で最後になるメンバーの組み合わせで、ファンを楽しませた。

ここで、山口が出身地の鳥取に赴き、これまでの道のりや卒業に際しての思いを語ったVTRが流される。山口がよく兄と来ていたというバッティングセンターや、家族で訪れたラーメン屋を巡りながら、加入当時のことから6年半のアイドル人生について話す。

合同オーディションに合格し、研修生として活動していた頃から仲が良かったという櫻坂46の幸阪茉里乃と増本綺良、さらに山口が姉のように慕っていた一期生の佐々木美玲、二期生の河田陽菜らのコメントも流れた。VTRが終わると、山口がひまわりのような黄色いドレスを着て登場。卒業のスピーチを行なった。

「みなさん、本日はお越しくださり、配信でご覧くださり、ありがとうございます。日向坂46の山口陽世です。

VTRにもあったように、中学3年生の頃、坂道合同オーディションを見つけて、私は坂道グループ大好きだったので、受けて、右も左も分からない中、上京してきました。その時の私は、すごく子供で、そんな私をマネージャーさんは、愛を持って、挨拶や礼儀という当たり前のところから教えてくださいました。今の私がいるのは、あの時があったからです。本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

今のスタッフのみなさんからは、たくさんの愛をいただいています。三期生LIVEが始まった時、「本当に楽しみ」と言ってくださって、どんな時も支えてくださいました。

みなさんと会えたことが、活動において、とても幸せなことでした。

一期生さん。私をたくさん甘やかしていただきました。私達の味方でいてくれて、私は伸び伸びとここにいることができました。一期生さんが作り上げてきたもの、今の日向坂にあると思います。いっぱい愛をくださり、ありがとうございました。

二期生さん。お仕事への向き合い方、考え方が、すべて憧れでした。自分の持っているものを最大限に発揮するみなさんは、とてもかっこいい先輩です。そして、プライベートでも、お仕事でもかわいがってくださり、ありがとうございました。先輩がいたから、ここまで夢を持って活動できました。二期生さんの後輩であれたことが誇りです。

四期生ちゃん。私の初めての後輩で、私はとても不安でした。でも、そんな不安を吹き飛ばしてしまうくらい、みんなはすごく元気で、優しい子たちでした。私が私らしさを出せたのも、あなたたちのおかげです。加入してから、少し不安な思いにさせてしまったことがあると思うけど、本当に、今、ここにいてくれてありがとう(涙で言葉が詰まる)。私なりの寄り添い方になってしまったけど、みんなのことが、大好きです。これからも、日向坂46を明るく照らしくてね。よろしくね。

五期生ちゃん。変化が大きな時期に入ってきてくれて、大きな期待を背負ってもらったと思います。でも、その期待を超える10人が入ってきてくれて、「おもてなし会」がすごすぎて、衝撃を受けました。いろんな感情にここでは出会うと思うけど、それを超えてくるくらい、幸せなことは、絶対にあります。

日向坂での人生を、楽しんでほしいな。心強い味方は、たくさんいると思うよ。1年とちょっとですが、みんなのことが大好きになって、もっと素敵なアイドルになるんだなぁ、人になるんだなぁと、ワクワクしています。周りの人を大切に、これからも活動してね。外から見守っています。

三期生。すごく、「仲間」っていう感じで。友達でもないし、仕事仲間でもない、「仲間」という感覚です。みんな、心の中に、ぎゅっと隠してしまうことが上手だけど、グループへの思いが強くて、グループのためにと動いている3人が、大好きだよ。これからも、4つのキーホルダーとかを見つけたら、渡したくなりそうなので、受け取ってね。

私にとっても、当たり前に一緒にいた子たちです。一緒にここまで頑張れて、良かったです。

おばあちゃんになっても、ずーっと、一緒にいようね。

家族のみんな。私は、仕事の話をされるのが好きじゃないことを知っているので、いつも結果だけ見て、ライブお疲れ様、MV見たよと言ってくれて、ありがとう。とても自由な家庭で、そのおかげで私はここまで、日向坂46としてやってこれました。また落ち着いたら、お出かけしようね。見守ってくれてありがとう。

おひさま(日向坂46ファンの総称)のみなさん。私を好きでいてくれてありがとう。ずっと、私に「こういうとこ好きだよ」とか、「ここ良かったね」と伝えてくれて、本当にありがとうございました。内面から外見まで、パフォーマンスまで、ずーっと全部見てくれて、ひとつひとつが嬉しくて、「努力家だね」とか、絶対に分からないじゃないですか、努力家なんて(会場から笑い)。とか言ったら、みなさんいろんなところを褒めてくれて、私はみんなが褒めてくれるような山口陽世で、嘘のない山口陽世でいたかったので、みんなが好きな私であろうと、思いました。

これは決してマイナスなことではなくて、私はみんなが求める私でいたかったし、それが私なりの、私というアイドルだなと、思っています。

できる限り好きでいてほしい。そんな相手って、あんまりこの世で会うことがないと思います。そんなみんなに、出会えてよかったです。ありがとう。

期待してくれる言葉も、全部、重いものはなかったし、それを私は受け取って、すごく嬉しかったです。一緒に本気になって、夢を追ってくれて、ありがとう。人と人という関係性で、アイドルと推し、とは言えるけども、それよりも人と人っていう向き合い方、すごく楽しかったです。

6年半、とても私は幸せでした。何もつらいことはなかったです。本当に本当になかったです。日向坂への愛が、増していく一方でした。日向坂に入って、よかったです。心から、そう思います。みなさん、自分が幸せになれるものを選んでください。これからも、その幸せになれるものに日向坂がいてくれると、嬉しいです。ありがとうございました」

観客の大きな拍手に続いて、三期生の3人が登場。ついさっきまで涙ぐんでいた山口は、「なんかみんなが来ると、「しんみり」なくなる」と、さっそく笑顔を見せた。

ここで、山口が仲の良い後輩と歌いたかった曲として、『酸っぱい自己嫌悪』を歌唱。かつて一期生の佐々木美玲を中心とする「みーぱんファミリー」として歌っていた曲で、今回は、四期生の平尾帆夏、山下葉留花、五期生の大野愛実、片山紗季、坂井新奈と一緒にパフォーマンスした。

MCでは、先程『酸っぱい自己嫌悪』を歌ったメンバーが、このツアーのリハ中にまとめて山口家に招かれたという裏話も明かされた。

また、山口のことを「唯一、小坂を舐められる後輩」と表現する小坂は、これまでで一番多く出かけたことがある後輩は山口だと告白。すると、山口は「小坂さんは呼んだら来てくれる」と、最後までその関係性が見てとれた。

最後に、「私のアイドル人生の締めとして歌いたいなと思ってた曲です」という言葉とともに、全員で『知らないうちに愛されていた』を歌唱。曲中には山口のもとにメンバーたちがかけより、ハグした。

山口は、ファンに向けて「今まで、本当にたくさんの愛をありがとう。私の大好きなメンバーたちにも、これから愛をたくさん届けてあげてください。これから日向坂46をよろしくお願いします!」と伝えた。

そして、全メンバーから花が一輪ずつ手渡される。山口の普段の距離感を表すかのように、メンバーたちは至近距離で言葉を交わし、笑顔あふれる時間を作った。最後に、山口は観客からの「大好きー!」という言葉を全身に浴びて、ステージを後にした。

先輩、後輩を問わず、さまざまなメンバーとの絆を築いた山口。彼女が他のメンバーに向けた思いやりや明るさは、きっとこれからの日向坂46も支えてくれるだろう。

日向坂46・山口陽世 卒業セレモニー@Zepp Haneda(TOKYO)セットリスト

2026.8.23(SUN)

  • Kind of love
  • 円周率
  • シーラカンス
  • 43年待ちのコロッケ
  • 酸っぱい自己嫌悪
  • 知らないうちに愛されていた
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